負けず嫌い!? | 桜朋梨恵オフィシャルブログ「Tiiira Can Can」Powered by Ameba

負けず嫌い!?

丸の内駅伝が行われたのは、3月7日でした。


私は4月18日に試合を控えていたため、

今回の駅伝は、一に楽しく、二に楽しく、三・四も楽しく、五に楽しく!でした。(笑)


試合用にため込んでいる闘争心(笑)を、使い切ってしまう可能性があるため、

戦闘モードには決してならぬよう、「楽しく走ること」を意識していました。


雨も降っていたので、風邪だけはひかないようにと、

レインコートを来てスタンバイ。カッパッパー♪


二区の令ちゃんがそろそろ戻ってきそうになった時、

フと、レインコートの重みが気になりました・・・笑


違う意味で雲行きがあやしい・・・・(笑)


心の声 (レインコートの重みで、ランに集中できないかもしれない)

脳からの指令 (脱いでしまいなさい)


・・・風邪だけはひかぬ様にと願った過去の自分を脱ぎ捨てました。(笑)


そして、見事なペースで令ちゃんが帰ってきました!!


ぉぉ速いっayumiハート


「りえ!」

令ちゃんからの襷を、私は笑顔で受け取りました。


ワクワクする気持ちと、高まるテンションを必死におさえ、

穏やかな気持ちで(いってきます^^)と言おうとした、その時でした。


後から走ってきたオレンジのユニフォームチームの第三走者(男性)が、

物凄い勢いで、私を抜き去って行きました。



・・・笑顔で令ちゃんから襷を受け取りました。

・・・笑顔で穏やかに走り出すつもりでした。



しかし、蛍光のオレンジ(仮名:アミノ君)にぬかされました。


ショックが大きく、豪快に風を切って走り去って行ったアミノ君へ、

メラメラと火花が散りだし・・・


完全に戦闘モードに入りました(爆!!)


皇居のまわりを一周(5km)


1km地点を通過するも、アミノ君の気配はなし。


2km地点で大会スタッフの方が大きな声で、

『がんばってください!こっからですよ!』と、参加者に呼び掛けていました。


間違いなくペース配分を間違った私は、すでに息があがり気味(笑)

こっからですよ!その言葉に救われました。


3km地点、先程のスタッフの方のお声掛けに救われた私は、

(何か言ってくれるかも)と甘えた気持ちで、スタッフさんを見ました。


即座にスタッフの方はCOOLに一言「まだまだですよ」と言いました。


ガビーンあんぱんまん


まだまだ・・・(笑)


突然気が重くなりつつも・・・

目標はただ一つ!蛍光オレンジ【アミノ君】!!(炎)


その時でした。


いつしか常備したスカウターが反応しました


視界がピンポイントで狭くなりました


アミノ君、発見!! がーん



アミノ君しか見えなくなりました


残す2km・・・・


急にペースが上がりました。


そして遂にアミノ君を捕えました(笑)


私が所属しているランニングクラブ「ふれあいRC」のチームカラーはオレンジ。

アミノ君のユニフォームは、蛍光のオレンジ。


この瞬間、私の頭に流れたテロップ・・・


【どっちが本物のオレンジか、決めようじゃないか】 (爆)


ペースを上げて一気に抜こうと思いました。


するとアミノ君は突如後ろから現れた標的(※わたし)に、

驚きつつも、さすがは蛍光のオレンジ、一歩も譲らぬ展開に・・・


ココ!という時にぬかさなければ、二度とチャンスはないかもしれない。


必死に振り切ろうとしたその時、


「君!速いねぇ!」と話しかけられましたΣ(・ω・ノ)ノ!


まさかでした・・・


ピタっと動きが止まった私に、


「君、いいペースで走れてるよ!速いよ!!」


褒められ弱い私は、つい照れてしまい・・・・


「ぇ(///∇//)ほんとですか?」と笑いました



・・・・・その瞬間、

蛍光オレンジアミノマンが猛ダッシュで私を抜き去って行きました


(爆)

(爆)

(爆)


まさかの心理作戦に負けた私は、

戦闘モードなんて言葉なんかじゃ表現できないモードに入りました。


抜かれたものは抜き返す

(格闘家のモットー、蹴られたら蹴り返す!)


この瞬間まわりの景色なんて何もなかった。

オレンジしか見えてない!


ダッシュで追いつきました。

足音と呼吸でアミノマンも迫り寄る桜朋に気づいたのでしょう。


ペースをあげました。


私はもちろんそれ以上にペースを上げました。


並んだ。


そして一歩抜けたその瞬間でした。


「・・・やっぱり君速いよ!」そう言いました。


桜朋梨恵(29)二度も同じ手には引っ掛かりません。


無視しました。


次の瞬間でした。


「いやぁ~このまま行ったら、余裕で25分切っちゃうね!(笑)」


・・・


脳が一瞬考えました。


25分を余裕で切る。


それは速いのか?


むしろ遅いのか?


天を仰いだ瞬間でした。


オレンジアミノマンが、尋常じゃないペースで私を抜き去って行きました。



フェアじゃない。



私は人間の域を抜けました・・


バチンだか、ブチンだか、濁音のついたスイッチ音とともに、無心になりました。


次の瞬間、先頭集団(第四区)が後から走ってきました。

1人、2人、と抜かれ、すごく速くて驚きつつも、私は見ました(!!)


先頭集団が抜かそうとした瞬間、私だと錯覚したであろうアミノマンの姿を(爆)

そして、先頭集団だと気づいた瞬間・・・(ホッ)としたアミノマンの姿を!!!!!!!


キタ━━━(   メラメラ)━━━!!!


先頭集団4人目。

彼の後にピッタリくっつきました。


そして、その彼がアミノマンを見事に抜き去り、

先頭集団だと安心しきっているアミノマンが次の瞬間目にしたのは、


おおともりえ (爆)


勢いよく抜かしました


ここぞとばかり気配を消した甲斐がありました


そのままラストスパートでゴール!


第四走者のハルカへ無事に襷を渡しました。



肩の荷をおろし、ホッ・・・としました。(///∇//)



そして気づきました。


全てのゴールに達したかのごとく、安堵に満ち溢れていた私は、

闘争心のかけらもなくなっていました。

おばけ。


その後数日間、全くキックモードに切り替わらず正直焦りを感じました。(苦笑)


みんなで行った打ち上げの席でも、「皇居は景色がいいから走ってて楽しかったね」

「どこが一番つらかった?」「あの坂!」・・・etc


私に存在した景色は、揺れるオレンジのユニフォーム。


坂さえも感じませんでした・・・笑


もしかすると


ひょっとすると


負けず嫌い


・・・


かもしれない(笑)