おじいちゃんはパパのお父さんで、はじめての孫のAちゃんを可愛がった。
Aちゃんの入学のお祝いの席で幅広のピンクのリボンで髪を結い、フリフリの紺色ワンピースのAちゃんを“ホッカリ”と両膝の間に抱いてくれた。
『Aちゃんもうすぐ一年生なのにいいのかなぁ?』とみんなに笑われ、二人共ニコニコ。滅多に会うことのないおじいちゃん。
もういないおじいちゃんの墓前に草花を摘んで、パパとママに挟まれ手を合わせた。
途中、ママのお父さんのお墓参りもした。
パパが一本だけタバコに火をつけてお供えした。
パパもついでに一本タバコを吸っていた。
パパとママの結納の席でママのおじいちゃんが『来年は孫に会えるかなぁ。』と楽しみに話していたと聞かされている。
Aちゃんは、いっぱいお参りしているのにちっとも抱っこしに来てくれない、と思ったりていたけれど、そんなことはありえないとも思っている小1の時のお話。
パパは会社からほとんど定刻に帰ってくる。
玄関の音がして、 Aちゃんは
『パパ、お帰り~!』
とまとわりつこうとしてやめた。
『パパは疲れているんだから邪魔しちゃダメー!』
またママの声掛け干渉が始まった…。
つづく
※今夏の天候不順で被害に遭われた生産者のみなさまのご回復をお祈り申し上げます。