産千代稲荷神社(うぶちよいなりじんじゃ)
甲斐武田氏滅亡後、徳川家康に仕えた大久保石見守長安は、伊奈忠次・長谷川長綱・彦坂元正らとともに関東圏の支配体制を築く代官頭の一人として権勢を振るった人物である。
1591(天正19)年、長安は北条氏照の旧領である八王子に8000石の所領を与えられた。
八王子は徳川氏の直轄領となり、八王子城は廃城されたものの、甲州方面から江戸を護る軍事上の重要拠点としての位置づけに変わりはなく、関東十八代官(武蔵代官とも)も駐在した。
当地に陣屋を構えた長安は、敷地の西南に位置した当地に鬼門除け・五穀豊穣・殖産興業の神として倉稲魂命を奉斎し当社を創建した
社号の「産千代」は千代に続くようにとの願意によると伝えられる
御祭神:倉稲魂命
鳥居
鳥居より拝殿を望む
手水舎
神社額
御朱印