2012年の年賀状。
今年は辰年ということで龍のイラストに加えて、
1973年公開の映画「燃えよドラゴン ENTER THE DRAGON」より、劇中のセリフを拝借。
Don't think, feel.「考えるな、感じろ」
ジークンドーの創始者であり、稀代のマーシャルアーティストだった
李小龍＝ブルース・リーの言葉です。
さて、NHK Eテレで「暗黒のかなたの光明～文明学者 梅棹忠夫がみた未来～」という番組が再放送されていました。「知の巨人」と称された文明学者・梅棹忠夫についてはこの番組を見て知りました。
番組では、氏の予見した未来についての考察と、氏の未刊の書が意味するところを荒俣宏氏の案内で追いかけて行きます。原発問題、食料危機、科学技術のなんたるか、人の業...梅棹忠夫は、いずれ我々人類が滅びてしまう未来を予見しながらも、そこには光明があることを示唆していたそうです。
2011年の震災、原発事故は慢心する人間への警告なのかもしれません。
人は人としての（生き物としての）当たり前の感覚に、もっと耳を傾けなければならない。
そして、未来には光明があるはず...
そんなことを考える2012年の年頭です。
梅棹忠夫の「人類の未来」 暗黒のかなたの光明/梅棹忠夫 著／小長谷有紀 編
￥1,890
Amazon.co.jp