鉄道会社は、ホームドアを設置せよ。 | 意匠太郎☆デザイナーな日々

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デザイナー意匠太郎の価値観で綴ります。

新大久保駅で起きた事故から26日で10年だそうです。韓国からの留学生、李秀賢(イ・スヒョン)さんと、
カメラマンの関根史郎さんがホームに落ちた男性を助けようとして亡くなった事故でした。

あれから10年、2011年が明けた今、ホームからの転落事故を大幅に削減出来ると思われる「ホームドア」は、
日本全国の駅のたった5%にしか設置されていないという。普及が進まない原因はコストの高さらしい。

先日の16日には全盲の方がホームから線路に落下して死亡する事故があった。
ある調査によれば、実に全盲の方の3人に2人が、駅のホームからの落下を経験しているとのこと。

昨年8月には新宿駅で泥酔者にぶつかられた人がホームに落ちてなくなるという事故があって、
そのこともブログに書きました。

いったい何人の命が犠牲になれば鉄道会社は腰を上げるのだろう。

鉄道会社の多くは大会社で、たくさんの人たちが働き、きっと収入も多い。
自分たちが利用者からお金を取って提供しているサービスで、その利用者が亡くなっている事実に、
いつになったら本気で目を向けるのだろう。

新型車両を導入する予算があるのなら、役員たちに多額の報酬を支払う余裕があるのなら、
一つでも多くのホームドアの設置すべきだ。


ところで、昨晩はサッカーアジアカップの準決勝で、日本が韓国にPK戦の末に勝利した。
宿敵韓国と言われるように、日本にとって彼らの執拗なまでのメンタルの強さは見習う部分も多い。
自分は気付かなかったのだけれど、先制ゴールを決めた韓国MFが日本を侮辱したポーズをとったことが問題になっているという。件のMFは、自分の行なった人種差別的なパフォーマンスを意図的なものと認めているらしい。

国際大会で人種差別的行為を公然と行なう人間がいる一方で、
李秀賢(イ・スヒョン)さんのように、目の前の人を助けるために我が身を投げ出すことの出来る人もいる。

国をみるより人をみよ。どの国にも悪人はいるし、善人もいる。
年末のブログで「中国行きのスロウボート」のことも書きました。韓国と同様、日本にとっての中国も過去の歴史、そして隣国ゆえの多くの問題を抱えている。問題を解決するためには長く険しい道を歩き続けなければならないのかもしれないけれど、理解し尊敬できる人と人の関係があれば、未来は明るいと信じて進みたい。

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