以下の内容は、コアな爆丸プレイヤーから見れば当たり前の情報なのかもしれませんが、爆丸にそれほど詳しくなく、同じ症状で悩んでいるような方の参考になれば幸いです。
ことの始まりは、先のブログ記事に掲載した通り、クリスマスプレゼントの爆丸がいきなりトラブってしまったことです。情報を調べてみるも埒があかず、kazさん(ゆうや君)から早速教えていただいた「机でコンコンする」方法でも解決できず、わずかな可能性に掛けて、爆丸を1個ダメにする覚悟で分解にトライすることにしました。もちろん、素直に修理交換依頼することも選択肢にはあったのですが、送料と爆丸の単価を天秤に掛けると1個だけ送るのも馬鹿らしいし、かといって、壊れた爆丸が増えるまで待つのもなー、と悩んだ末の決断でした。
分解には三角ネジ用のドライバーが必要です。手持ちにそんな特殊器具は無いので、自作することにしました。それほど強く力を入れて開け閉めする必要はないなので、ネジとの形が合い、ある程度の強度があれば十分です。用意した道具は以下の通り。

三角錐の先端を切断しダイヤモンドヤスリで平らに整えれば、あっという間に「爆丸専用ドライバー」のできあがりです。所要時間は5分程度です。三角錐は10年以上前に石川県金沢市のカーマホームセンターで240円で購入したものです。キリとしてはもう使えませんが、それほど高いものでは無かったので惜しくはないです。

このようにネジとぴったり合うように加工することができました。

早速分解に取りかかりました。まずは完全にはネジを外さずに、ある程度緩めた状態で机にコンコンぶつけたり、磁石にくっつけたりしてみました。「やっぱりダメかー」と思って、さらにネジを緩めている途中で「カチッ」と音がして片方の足が出てきました。「?」「ラッキー?」と思ってロック機構と思われるパーツをカチカチいじっていると本体の内側でもなにやらプレートが動いています。
「ひょっとしてこれを動かしたら解除されるのかも。」と思って、ネジをさらに緩めてガチャガチャとプレートを動かしていたら、もう一方の足もめでたく出すことができました。ひょっとして、ネジを緩めなくてもこのプレート(下の画像でピンセットで挟んでいるパーツ)を下に下げるだけで良かったのかもしれません。同じ症状でお悩みの方、とりあえず「プレートガチャガチャ法」ぜひお試し下さい。

まあ、爆丸をダメにすることもなく、修理交換に出さずに無事解決できたので、結果オーライです。
足が出た後は全く問題なく動作しています。不良品というわけではなさそうです。
なお、前回、他の爆丸をセガトイズさんに修理交換依頼したときの納品書はこんな感じでした。参考まで。
