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競技性能的にはマイナス点しかないのでしょうが、穴のあいたヨーヨー(SPYY Radian Super Lightとか)に興味があって、以前から一つ欲しいなーと思っていました。



ストラディバリ

先月、久しぶりにアンドレ兄さんの通販サイトを覗くと、新興メーカーInnovative Yo Yo Concepts(IYYC)のBREATHEという数量限定品の穴あきヨーヨーが販売されていたので、勢いで注文しちゃいました。(Rewindさんでも結構速い時期に販売されていたことには後で知りました。タイミングが合えばそちらで買っていたのですが・・・)

BREATHEの公式紹介動画(誕生編)はこちら。なんとなくNorthern Spin Companyに近いセンスを感じます。

国内外の関連サイトでは、ストリングが切れやすいとのレビューがありますが、まあ「ケブラーストリング」ならその心配は無用でしょう。そもそも穴あきに限らず「切れやすい」ヨーヨーはありますしね。
ケブラーストリング

先週手元に届いた現物の写真です。やっぱりカッコいい。

ブリーズ本体

ブリーズ本体

使ってみると、スリープ時間がやや短めで、ときどきストリングが引っかかる感じはありますが、まあもともとその辺の性能は期待していないので問題なしです。なお、説明書によると徐々に塗装が剥げてきてジーンズのようにエージングを楽しめるらしいので、今後少しずつ使い込んで個性を出していきたいと思います。
ブリーズ説明書

無難路線ではないニッチなヨーヨーづくりに挑戦するメーカーを見ると、なんだか嬉しくて応援したくなりますねー。IYYCの次回作が楽しみです。

おまけのトレーディングカードも、今回はなかなか素敵なカードが入っていました。
トレーディングカード
最近オレカにはまっている息子達が欲しがっていた「クリスタルドラゴン」を本日ゲットできました。特定の日にしか出てこないレアキャラで、6月の出現情報が無かったので、もう入手できないかと思っていたのですが、七夕の日に出現するとはなかなか粋な計らいですね。


yoyorecreationの新作ヨーヨー「ドラウプニル」、VIPのヨーヨーwikiに「アルミじゃなくて鉄か?」という書き込みがあるので、ひょっとするとステンレス製なのでしょうか・・・?まだ実物を見たことが無いので、とても気になります。

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先日、たまたま小関智弘さんの「職人学」という本を購入したのですが、その本の76~79ページにステンレスの切削についての興味深い記述があります。
ステンレスは「加工硬化性」が強く、「バイトで削る時に発生する切削熱で、削るそばから表面が硬化」してしまうのだとか。したがって、「送りがこまかいと、硬化している表面を削るから硬いと感じられるしバイトも傷むが、送りを荒くすれば表面の硬化部分を避けて、柔らかい部分を削っていくから、刃先はへたることがないということになる。」のだそうです。

※「送り」とは、材料が1回転するごとに、バイトを0.3ミリ進ませるとか、0.5ミリ進ませるとかの進み具合のこと。かつては機械工の間で「ステンレス鋼は硬い」という神話があり、送りをこまかくして、だましだまし削っていたのですが、ある事情から小関氏が思い切って送りを荒くしてみたところ、「送りをこまかくして削るよりも、送りを荒くしたほうが削りやすいし、バイトはへたらない」ということを発見するに至ったのだそうです。

$nebosukeのブログ-職人学 p76・77

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ステンレスの比重は約8g/cm3でアルミ(約3g/cm3)の2倍以上の重さがあるのですが、硬度も抜群なので、競技用のヨーヨーをオールステンレスで製作する、というアイデアは決してナンセンスではないように思います。ただ、荒削りの部分はともかく、仕上げの段階での加工難度は、やはりアルミとは比べものにならないのでしょうね。