最終節の日曜日の試合は5試合ともグラウンドまたはテレビで応援!既にアップしたサントリー対神戸製鋼戦以外の4試合を独断と偏見でレポートします~
 
 
●東芝59-25パナソニック
 
東芝が接点の強さで圧倒し、パナソを粉砕!
 
ロースコアの大接戦を予想していたんですが、東芝の圧勝でした。
とにかくボールを継続し続ける東芝、1メートルでも2メートルでも個々人が前に出ようという東芝に対して、パナソニックのディフェンスが完全に崩壊しました。
パナソも最後に2トライ返して維持を見せましたが、2つともTMOだったらノートライでしたよね?
 
何にせよ、プレーオフでもう一度対戦する両チーム、今度はどうなるか?
 
 
●ヤマハ35-5ホンダ
 
自動降格圏内のホンダが維持を見せるも、後半はヤマハが圧倒!
 
ホンダが降格回避へ維持を見せ、前半開始早々相手を持ち上げて落とす危険なタックルでシンビンの10分間を凌ぎ切り、ポンギの個人技からの先制トライ!
ただ、ホンダが良かったのもここまで。ヤマハがスクラムの圧倒的優位性と敵陣でペナルティを得たら五郎丸のPGで着実に点差を広げ、後半は圧倒しました!
 
ホンダは、前日にドコモが負けていたんだから勝ち点4で充分で、4トライのボーナスは必要なかったのに、無意味に自陣22メーターから展開してペナルティ取られて五郎丸にPG決められて失点したり、もうちょっとうまいことやれば何とかなったかも?!
 
 
●NTTコム42-36コカコーラウエスト
 
ペナルティの繰り返しでイエロー累積の退場者を出したのが全て。降格回避へ残り4分だったが・・・
 
降格回避には勝ち点5が最低条件のコーラ、前半10分で2トライ12点リードと絶好のスタート!しかし、FW戦ではNTTコムが優勢で、自陣5メートルのラインアウトモールを二度連続でコラプシングして桑水流がシンビン。
その後もコカコーラはちょっと攻め込まれると球出しを遅らせるノットロールアウェイだなんだでタイゾーさんから再三再四注意を受ける。
そして、後半早々、またしても自陣5メートルのラインアウトモールをコラプシングし、桑水流がイエローを喰らい累積2枚でレッドカードとなり退場。
ただ、最終節の勝敗では9位または10位しか可能性がなく、ワイルドカード進出も降格回避も何の目標もないNTTコムに対して、降格を回避したいコーラが追いすがり、一進一退の攻防。
スクラムコラプシングで認定トライとなり、35-33でNTTコムがリードしたところで勝負あったかと思いきや、PGで再逆転!
この時点で同時刻にキックオフのホンダは敗色濃厚で、コーラは残りあと4分リードを保てば残留決定というところでしたが、1人少ない影響もあってか簡単に9番10番にラインブレイクされ、ジエンド。
 
まあ、あれだけ反則をしては勝てませんし、万が一勝ってもそれは違うっしょ!
 
 
●リコー22-19トヨタ 
 
 麻田がわざとノックオンしてアドバン解消のペナルティをもらいに行く態度、そこに今季10位のトヨタの全てが凝縮されていた!
 
リコーは勝てばワイルドカードトーナメント進出がかかる8位以内が確定、トヨタは勝ってヤマハの結果次第で8位以内を狙いたいところ。
前半早々にトヨタが2トライ挙げるも、その後は一進一退。
それにしてもノヌーは素晴らしいですね。突破してもよし、パスしてもよし、キックも絶妙の位置に蹴る、やはりワールドカップ優勝メンバーは格が違いすぎます!
後半、ノヌーが突破して逆転トライを麻生さんが笛吹いたと思いきや、タッチジャッジからの進言でノックオンとなりノートライ(確かにあれはあと1メートルのところで敵に絡まれて落としてますね)。それでもリコーは攻め続け、今度はしっかり逆転トライを奪う!
その後、表記の麻田の一件が起きる。ハーフウェイ付近でアドバンをもらったが、麻田がラックからボールを拾ってレフリーに見えるようにわざとノックオンしてアドバンを解消させる。麻生レフリーが「アドバンは続けなさい!」と強い口調で麻田に注意!
東芝の試合見てても、アドバンもらってもゴリゴリ攻めて行くよね!トヨタはああいう姿勢でラグビーやってるから10位なんだよね!
ということで、試合は3点リードでホーンが鳴る。22メートル内ほぼ中央でペナルティをもらったトヨタは、勝ち点2ではヤマハが負けたとしても得失点差で上回れないため、チョン蹴りで攻める。
遠藤が右隅みに逆転サヨナラトライ!の笛を麻生さんが吹いたんだけど、またしてもタッチジャッジの進言で先にタッチを踏んでいるということで、そのままノーサイド!!
 
結局、あと数センチの差でタッチを踏んじゃったところ、ラグビーの神様が「わざとノックオンするようなチームには勝たせないよ!」と言いたかったんじゃなかろうか?!
 
 
ということで、プレーオフ・ワイルドカード・日本選手権と、まだまだ目が離せません!