学問の自由について、学術会議の任命問題が出てきてから考えている。戦前の滝川事件や美濃部達吉の天皇機関説から、学問が権力から独立した。権力は自分を批判するものは敵視する。しかし、本当の自由とは意見の違いを認めていくことから始まる。権威のある学者が言い拒んだは必ずしも正しいとは限らない。権力の言い文も傾聴したい。だからこそ、歴史は学びたいと考えている。今回の学術会議の6人の任命問題は、学者とはどういう存在で、政府が求めるものとね整合性はどうすべきかが問われている。エリートと叩き上げの首相との捉え方では普通の人は学者の味方にはならない。今後の世論や国会を注目したい。