こんにちは。
中学受験プロ家庭教師のチャーリーです。
今日のテーマは「月食」です。
月食は月が地球の影に入ることで起こる現象です。
地球の影には薄い影(半影)と濃い影(本影)があります。
月が地球のどの影に入るかで月の欠け方が異なります。
月の欠け方によって月食には3種類あります。
皆既月食、部分月食、半影月食です。
月がすっぽり本影に入ると皆既月食になります。
月が本影と半影の両方にまたがると部分月食になります。
そして月がすべて半影に入って起こるのが半影月食です。
半影月食は月が少し暗くなるだけであまりおもしろくありません。
皆既月食では月の左側から欠けていき完全に欠けたら左側から再び満ちていきます。
本日の月食は部分月食です。
部分月食とは月の一部が欠ける月食ですが、今日は月の97.8%が欠ける「ほぼ皆既月食」という部分月食です。
89年ぶりという非常に珍しい月食です。
本日の月食は、16:18ごろ始まり、18:03ごろ月が最も欠けます。
月食が終わるのは19:47ごろです。
ちなみに本日の東京の月の出は16:28です。
月食について次の問題にチャレンジしてください!
問題1
月食が起こる時は月は何の月ですか?
➡月食が起こる時は満月です。
しかし満月の時にいつも月食は起こりません。
これは地球と月の公転面が少しずれているためです。
ちなみに、日食が起こる時は新月です。
問題2
月食が起こる時の地球、太陽、月の位置関係はどうなっていますか?
➡月食が起こる時は、太陽・地球・月の順で一列になっています。
日食が起こる時は、太陽・月・地球の順で一列になっています。
問題3
本日月が最大97.8%欠ける時、月はどの方角の空にありますか?
ちなみに本日月の出は16:28で月が最も欠ける時刻は18:03ごろです。
➡月食の月は満月です。
満月は夕方東の空から上り、真夜中に南中し、明け方に西に空に沈んでいきます。
本日に当てはめると、月は16:28に東の空に昇ってきます。
地球の自転のため、月は1時間に15度東から西に進みます。
月が最も欠ける18:03は月の出から1時間半後なので、月は真東より南に22.5度動いています。
ですから最も欠ける時月は東南東の空にあります。
本日の月食は、「ほぼ皆既」という部分月食なので、月は赤銅(しゃくどう)色に見えるかもしれません。
これは赤色は波長が長いので、地球の影に入った月まで届き、月で反射して地球に戻ってきたためです。
夕日が赤く見えるのと同じ理由です。
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