こんにちは。
中学受験プロ家庭教師のチャーリーです。
今回のテーマは「太陽の南中高度」についてです。
春分(3月)秋分(9月)の日の太陽の南中高度=90°-その土地の緯度
例:北緯36°の地点の春分(秋分)の日の太陽の南中高度は、
90°-36°=54°
になります。
夏至(6月)の太陽の南中高度=90°-その土地の緯度+23.4°
例:北緯36°の地点の夏至の日の太陽の南中高度は、
90°-36°+23.4°=77.4°
になります。
冬至(12月)の太陽の南中高度=90°-その土地の緯度-23.4°
例:北緯36°の地点の冬至の太陽の南中高度は、
90°-36°-23.4°=30.6°
になります。
問題
日本が夏至のとき、南回帰線(南緯23.4°)上の地点から見た太陽の高さは最大何度になるでしょうか。最も適当なものを次のあ~かから1つ選び、記号で答えなさい。
あ 0° い 23.4° う 43.2°
え 46.8° お 66.6° か 90°
(2018年第2回 豊島岡女子学園中 理科)
日本が夏至の時、南半球は冬至です。
冬至の太陽の南中高度の公式を使うことができます。
90°-23.4°-23.4°=43.2°
正解はうです。
では、もう一つ問題です。
夏至の日に太陽の南中高度が90°になる緯度は何度でしょうか?
夏至の太陽の南中高度の公式を使います。
90°-□+23.4°=90°
□=23.4°
正解は北緯23.4°です。
この北緯23.4°を北回帰線といいます。
北回帰線上では夏至の日に太陽が真上に来ます。
理科には計算問題が必ず出題されますが、意外と苦手な人が多いですね。
どうして理科の計算問題が解けないのでしょうか?
たとえば、上の計算問題を解くためには、太陽の南中高度の公式を覚えておく必要があります。
このように、理科の計算問題を解くためには理科の正確な基礎知識が必要です。
理科とは基礎知識を使って考える科目なのです。
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