まだ病理確定はしていないが、甲状腺癌であると言われた。
甲状腺癌は予後のいい乳頭癌と未分化癌があり、どちらも指摘された。
朝9時には着いたのだが、エコー検査が始まったのは11時。
その後、エコー検査から所見を。
「万が一のことは考えて、もって1ヶ月かもしれない」
といきなり宣告が。
え、もうひと月しか生きてられないの?そんなに悪いの?
「悪いです」
「何かあったときのために年始年末は大学病院の近くでいつでも対応できる
ように準備しておいてください」
衝撃的な宣告でした。まだエコー検査していない段階で、覚悟はできていたけど、
まさか余命まで宣告されることは思わなかった。
そのあと、昼過ぎに再度呼び出され、今度は手術、入院の相談。
「入院日や手術日は決まっていませんが、なるべく急いだほうがいい」
と最終的には主治医との判断になった。
その後血液を抜き取られた。注射は大嫌いなのに、もう治るのなら
注射でもなんでもいい。痛くはなかった。
妻がやってきて、事の次第を説明。妻は自分に聞くまで信用しないと。
時間が流れ、次は病理検査のために注射で喉から針をさされて病理検査。
1回目のときに全部取れなく、2回も鍼をさして検査。2回目は結構痛かったけど、
病気が治ることにくらべたらなんでもない。
病理検査後、病理検査担当の医師から検査後の注意事項を。これでもう医師の
説明終わりだから、妻も同席してもらい、「それで出張とか帰省とかしたらだめなんですね」
と病理検査医師に確認したら「別にいいですよ」
え、さっきの医師は「大学病院の近くから当面離れないでくださいね」と言ったのだが
それから1時間後、最初の医師による最終説明。
「腫瘍の検査が分かるのは1月14日です。でもできれば早めのほうがいいですね。
できたら1月7日にしましょう」
と言ったので、早めて7日にしてもらい。再度説明してもらった。
エコー検査の写真を見ながら
「甲状腺腫瘍は良性なものが多いが悪性な場合もあります。今回の◯◯さんの場合は
断言できないが、悪性かもしれない。悪性でも急速に悪化するものとそうでない
可能性があります」
と言ったので、「その悪性の場合、どの程度まで生きられますか」
「正月明けまで持つかどうかです」
悪性の場合は急速に腫瘍が大きくなり、窒息死するらしい。
「先生、12月17日に受けたMRIでは、5mmと書かれてましたが、今は何㎝ですか?」
「5mm?今は3㎝くらいです。5mmとか書いてたっけ?」とMRI検査の所見をみて
「これは気道の大きさのことで違います。5mmから3㎝に大きくなっていたら、大変なことです」
では、先生、癌の中でも良性の可能性はあるのですかと聞いたら。
「数日経って腫瘍が大きくなければ良性の可能性が高いです。超音波検査で27日に
健診しましょう」
「あくまでも万が一の場合、未分化癌という可能性がありますが、それは可能性だけです。
乳頭癌の場合は、甲状腺やリンパ節を取り除く必要がありますが、予後はいいです」
といい、27日に超音波検査になりました。
あまり文章力がないので、まとめますが、
私「もう癌は分かった。乳頭癌なのか、未分化癌なのかが知りたい」と先入観で言ったの
ですが、主治医は
「癌と断定したわけではないが可能性が高い。最悪の場合は年を越せない」
と言ったまでで、未分化癌の場合は本当に年を越せない場合があるが、その可能性は
低く、ましてまだ癌と断定はしていないというスタンスで、おそらく甲状腺癌であり、
その種別は断定できない。仮に未分化癌の場合はマズい
ということを言いたかっただけのようです。そういえば、「万が一」という言葉、言ってましたね
変な先入観をもって診てもらってはいけませんね。
癌なら癌で仕方ない。それを受け止めた上で、未分化癌でないようにこの3日間
祈ります。