女子第28回 男子第67回 全国高等学校駅伝競走大会 | スポーツ観戦好きの駄文ブログ

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@JUNKYA1983

 

  師走の都大路を高校生ランナーが駆け

抜ける全国高校駅伝。今回も2016.12.25

現地へ応援に行ってきました。今回は

女子男子まとめて書きます。

 

 今回は男女とも例年通り47校出場。

ナンバーカード28番の我が兵庫からは

西脇工がアベック出場。女子は3年連続

7回目、男子は6年連続29回目。女子は

昨夏の高校総体1500mで、1位高橋

ひな選手、2位田中希実選手、3位後藤夢

選手と表彰台独占。この事は翌日の神戸

新聞でプロ野球阪神の敗戦なんかより

遥かに大きく取り上げられていました。

 

 午前の女子はまず第1中継所で応援

する事にしました。

2大会前の写真ですがここから200m程

南。出場各校の応援の人達が大勢いる

のは当然ですが、アベック出場の香川代表

の小豆島、小豆色ジャンパーの人の応援が

特に多かったように思います。同校は17年

春に土庄(とのしょう)と統合され、現校名

での出場は今回が最後。センバツ高校野球

や大相撲の琴勇輝先輩の活躍もありましたね。

 

 この日はクリスマス。第1中継所で

待っていると、サンタクロース達がバイク

に乗って走り去っていき子供達大はしゃ

ぎ。また、「がんばれ西脇工!」という

前掛け?を掛けた、西脇工応援団を乗せ

た我が地元の観光バスも数台通って

行きました。

 

 前回に続き今回も西脇工の1区は田中

選手、区間賞候補。5校による1位集団

が1区6.0kmの中間点を過ぎると

第1中継所慌ただしくなります。田中選手

は1位集団の中で頑張りますが

4.8km付近で山梨学院(山梨)の小笠原

朱里選手と世羅(広島)の大西響選手が

抜け出しますが残り500m程で長野東

(長野)の和田有菜選手が一気に抜く!

 

 上位校の選手達がスタンバイ。西脇工

2区を走るのは3年連続出場、2大会前

生で応援した、主将を務める高橋選手。

 

 まず長野東の和田選手がトップでタスキ

渡し、それから17秒後、

西脇工業

頑張れー!!

田中選手は4位でタスキ渡し。

「前半で余力をためられず、スパート

から先頭で押していくつもりが(体が)

固まってしまい、力を出すべきところで

出せなかった。来年こそは全員駅伝

をしたい。」

 左の方の27番、大阪代表の大阪薫英

女学院は大会屈指のランナー、高松智美

ムセンビ選手はトップから37秒差10位で

兵庫の中学から進学の嵯峨山佳奈未選手

からタスキを受けます。

 

 高松選手はとても小柄ですが、TV中継

見ていると足の蹴り上げが大きい、ぐんぐん

抜いていく、紫明通の残り800m辺りで

長野東の松澤綾音選手に並び、烏丸通に

入った残り300mでスパート、僅かな差で

薫英女学院トップ。高松選手、「1番で

タスキを渡すのが私の役目。」

 

 一方西脇工の高橋選手、トップから

46秒差で3区大西結菜選手へタスキ

渡し。区間25位と苦しみました。昨夏

の高校総体女子1500m優勝も

「ばらばらにスタートするので

走り方は(トラックと)全然違う。」

今季駅伝では結果を残せませんでした。

 

 私は西京極の競技場目指し歩きますが

仕事の疲れで中々進まない、暑い…。

レースはその間、薫英女学院の村尾綾香

選手が区間賞の走りでトップを維持。

連覇を狙う世羅(広島)は初めて留学生を

起用しますがナオミ・ムッソーニ選手、

成田(千葉)の石川英沙選手にかわされ、

その後は見るからに苦しそうな走り、3位

でタスキを受けるも13位でのタスキ渡し…。

 

 西脇工の大西選手、前回は最終5区で

トップでタスキを受けながら区間43位と

苦しみましたが、抑え気味に入り、残り

1km程からぐんぐん抜く!区間2位、

4位で戸田朱音選手へタスキ渡し!

大西選手は不振で県大会ではメンバー外

でしたが部の日誌で「自分も勝ち気は

ある」と前田泰秀監督に訴え、気迫を

増した練習の結果、快走を見せてくれ

ました。

 

 薫英女学院は4区中島紗弥選手も素晴ら

しい走りで連続区間賞でトップでアンカー

へタスキ渡し。西脇工の4区戸田選手、

マネージャーをしながらの練習、神村学園

(鹿児島)の中尾友梨奈選手に一旦は

並ばれるも終盤突き放し4位でアンカー

後藤選手へタスキ渡し。

「今までで一番の走り。」

 

 走る私、思ったように進まず、5区途中

で立ち止まり、5区2㎞地点辺りの

西大路四条交差点の南東側で選手達を

待ちます。私のすぐ左手では、アベック

出場富山代表の富山商の、学ランを着たり

校旗を掲げる男の子達が通過する全選手

達に声援を送るべく頑張っていました。

 

 選手達が近づくと

大会を主催する内の1つ毎日新聞の広報車

が選手達への声援を呼び掛けます。

私は福知山の自衛隊の駐屯地や

演習場の近くをよく通ります。

 

 白バイ隊員さんにとっても都大路で先導

する事は憧れです。そして…、

 薫英女学院のアンカー竹内ひかり選手

トップで通過!

 

 3位成田に続き…、

西脇工業

頑張れー!!

後藤選手力走!

 

 しばらく後続の選手が来ない場合、通行

人の人達急いで横断歩道を渡りますが、

杖をついたお年寄り等渡りきれない人は

警察の人に付き添ってもらいながら渡ります。

 

 西脇工から約5分後…、

小豆島

頑張れー!!

岡田紗宝選手力走!この日兄夫婦が我が家

に来ていて、TVで観ていたようですが、

香川ご出身の嫁さんも小豆島を応援

されてました。

 

 薫英女学院のアンカー竹内選手

危なげない走りで…、

薫英女学院、2年ぶり

2度目の優勝!

おめでとう!1区の嵯峨山選手は前回

ケガで走れませんでしたが前々回の

優勝メンバー、「あの時は先輩に頼る

気持ちだった。今日は頼もしい後輩が

待っていた。」

 

 そして西脇工の後藤選手、猛追してきた

神村学園のカマウ・タビタジェリ選手と

並んでトラックに!ラジオで聴いてた私、

(心の中)西脇工業

頑張れー!!

第2コーナー過ぎでカマウ選手を引き離し

過去最高の2位!!よく、よく頑張って

くれました!後藤選手、

「今年の先輩を越え、(来年は)

絶対に優勝する。」と誓いました。

 

 交差点内の阪急の西院駅から電車で

1駅西京極へ向かいました。降りると

40位台のゴールでしたが小豆島の

岡田選手は45位。しかし46位の

八幡浜(愛媛)の主将、メンバー唯一の

3年生是澤恵夢選手、脱水症状かふら

ついた走りという実況を耳にし…、

(心の中)八幡浜

頑張れ…!!

第2コーナーの後の直線で倒れてしまっ

たり、大きく蛇行しながらの走りでしたが

何とかゴール。「ここで終わったら、1、2

年生でつないでくれたのに棄権になって

しまう。」と必死の思いで走り切りました。

初出場の那覇西(沖縄)、他の運動部員

の力も借り、1時間20分を切る目標を

達成し、全47校無事にタスキがつながりました。

 

 競技場に戻ると

駅伝ゲートから見えました。公園内では

クレープやお弁当等の軽食も売られて

いて、昼ご飯にお弁当を買い、

ビジョンの下、前に西脇工の応援団が

いる場所で食べました。やはり新しく

なったビジョンはキレイ。

 

 男子はまず駅伝ゲートを出た所で

応援する事にしました。

 スタートの瞬間!

頑張れー!!

 ごめんなさい、女子の部で歩きまくって

足が痛くて男子の部では公園の外に出て

いません…。スタンドに戻ります。

 

 1区は終盤に、伊賀白鳳(三重)の塩澤

稀夕(きせき)選手がトップに出ますが

残り300で佐久長聖(長野)の名取燎太

選手が猛スパートでトップでタスキ渡し!

 

 西脇工の1区加藤淳選手、過去2年は

1区で出遅れましたが足立幸永監督から

「2区までを1区間と考えろ。」と指示を

受けると、前半で余力が生まれ中盤からの

上り坂で先頭集団にくらいついて13秒差

の6位で上村亮太選手へタスキ渡し。

 

 男子は初出場の小豆島の向井悠介選手は

14位でタスキ渡しと健闘、3連覇を狙う

世羅、エース吉田圭太選手まさかの

19位でのタスキ渡し。

 

 佐久長聖は2区松崎咲人選手も安定の

走りで区間賞でトップ維持。西脇工の上村

選手、「今年こそという思い。攻めの

気持ちで走り抜いた。」と気迫を込めた

区間3位の快走で1つ順位を上げて5位で

三浦拓朗選手へタスキ渡し。

 

 3区では4位でタスキを受けた、倉敷

(岡山)のジョエル・ムァゥラ選手が佐久

長聖の中谷雄飛選手を猛追、オレンジ色

同士の争い、6.2kmを過ぎた宝ヶ池の

跨線橋で

追いつきます。富山商ののぼりで大部分

隠れてますが、今回からは競技場の

ビジョンでNHK総合の生中継が上映

されていたので、前回まで第3コーナー

にあった大型ビジョン車は無し。しかし

時々各区間の記録紹介の為に中継画面が

途切れるとため息起こったり。私はラジオ

も聴いてたので大丈夫。

 

 中谷選手とムァゥラ選手抜きつ抜かれ

つつの競り合いで、中谷選手トップ、2秒

差でムァゥラ選手がタスキ渡し。そこから

大分東明(大分)のベヌエル・モゲニ選手

に世羅のデービッド・グレ選手と留学生が

続きます。西脇工の三浦選手、「2区

までに流れを作ってもらい、攻めることが

できた。」順位は下げて加井虎造選手に

8位でのタスキ渡しでしたが留学生達に

くらいつきました。

 

 スタンドでは今回もチアリーディングや

吹奏楽で盛り上がります。星野源さんの

「恋」を演奏しているとこもありました。

小さな女の子が恋ダンス?踊っていたり。

センバツ高校野球で演奏する高校もある

やろなあと思っていたら入場行進曲に

採用されるとは。

 

 4区、折り返しての跨線橋で倉敷の、

兵庫の中学から進学の前田舜平選手が

トップに立ち、ぐんぐん離して1分以上の

差をつけ、区間賞の素晴らしい走り!

西脇工の加井選手、過去2年は応援や

付き添いにまわり最初で最後の都大路、

「やっとつかんだチャンスで、力むことなく

走れた。」2人を抜いて6位で境勇樹選手

へタスキ渡し!

 

 校名に大附が付かなくなった山梨学院

の校旗。

 

 倉敷の独走が変わらない5区6区、

西脇工の5区境選手「焦らず自分の走り

をすることだけを考え、都大路の大舞台

で練習以上の走りが出来た。」6区の

主将・寺前友喜選手、「(兵庫県の

ナンバーカード)28番を付ける事は

プレッシャーもあるけど、喜びもある。」

2選手とも区間3位、寺前選手4位で

アンカー大西峻平選手へタスキ渡し。

小豆島も中継所での順位20位台を

維持する健闘。

 

 西脇工応援団!

 

 佐久長聖も差を縮める、とは言っても

50秒台と大きく…、

倉敷のアンカー名合治紀選手が最初に

競技場に戻ってきた!

頑張れー!!

 

 倉敷、悲願の

男子岡山県勢

初優勝!

 

 2大会前、53位だった経験のある

3年生が軸となり奮戦しました。4区の

前田選手、当時は1区を走るもコンディ

ション不良で区間56位。「一番の走り

ができた。ようやく完全なリベンジを

果たせたと思う。」

 

西脇工業

頑張れー!!

順位は下がりましたが大西選手、4年

ぶり入賞となる6位!兵庫県勢アベック

入賞は4年ぶり。

 

小豆島

頑張れー!!

 アンカー真砂匠選手25位でゴール!

男女共通の荒川雅之監督、「”全員

駅伝”ができた。今日は男子も女子も

ほめてやりたい。」と選手達をねぎ

らいました。

 みんな頑張れ!

 

 ギリギリの7人の43位松山商(愛媛)

を含め、男子も全47校無事に最後まで

タスキがつながりました。

 おめでとう!

 

 高校生ランナーのみんな、

感動をありがとう。

 

 2大会前に初めて観た時、1年生やった

子が3年生、また大学や社会人で活躍

している選手もいて、成長を実感してます。

 

 他の人のブログにも書いたりしましたが

今年の都道府県対抗の駅伝、例年通り

15日の女子大会を観に行きます。紫明通

で応援したいですが当日の京都は雪も降る

予報、更に道中山間部を車で行く訳ですが

雪積もってそう。気を付けないと。