私たちの食生活は、想像以上に地球環境に影響を与えています。
SDGsと食
SDGsは、2030年までに達成を目指す国際社会共通の目標です。その中には、「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」「つくる責任つかう責任」など、食と密接に関わる目標も多く含まれています。
フード・マイレージとは
私たちは、世界中から輸入された多くの食品で生活しています。日本の食料自給率は約4割で、約6割は輸入に頼っています。
食料の量と運ばれてくる距離を数量的に把握する指標として「フード・マイレージ」があります。これは、食料輸入総量(t)×各国からの輸送距離(km)で算出されます。
日本のフード・マイレージ
日本のフード・マイレージは約9,000億t・km(トンキロメートル)で、国内のみの食料輸送量の約16倍となっています。外国との比較でも、韓国、アメリカの約3倍、イギリス、ドイツの約5倍、フランスの約9倍とされ、世界の中でも飛び抜けて、長距離かつ大量に食料が輸送されていることがわかります。
フード・マイレージが環境に与える影響
フード・マイレージが大きくなると、それだけ輸送に伴う二酸化炭素排出量が増加します。日本のフード・マイレージによる二酸化炭素排出量は約1,700万tと算出され、これは日本人1人当たりの排出量に換算すると年間約130kgにもなります。
これは、夏の間の冷房時間を1時間短縮した場合の二酸化炭素削減量の19年分にもなり、日本国内のみの食料輸送で発生する二酸化炭素量約900万tの2倍近くに及びます。
私たちにできること
フード・マイレージを減らすためには、以下のことが重要です。
- 地産地消を意識する:地元で生産されたものを食べることで、輸送距離を減らすことができます。
- 旬のものを食べる:旬のものは、輸送距離が短く、栄養価も高くなります。
- 輸入食品を減らす:輸入食品は輸送距離が長いため、できるだけ減らすようにしましょう。
- 食品ロスを減らす:食品ロスはフード・マイレージの増加にもつながります。
まとめ
私たちの食生活は、地球環境に大きな影響を与えています。フード・マイレージを意識し、環境負荷を減らす行動を心がけることが大切です。
参考
- 農林水産省HP
- 東京都消費生活相談センター「わたしは消費者 No.114 平成20年12月1日(食・農・環境の関わりと食育の大切さ)」
- 全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA:Japan Center for Climate Change Actions)HP
- 環境省HP「サステナブルで健康な食生活の提案(2021年8月30日)」
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