今夜の試合も、完敗でしたね。
7回からはランナーを出すことさえできませんでしたし、もし延長戦に持ち込んで救援投手を費やしても、よくて引き分けというところの試合でした。
西勇は、今夜は制球が良かったですね。
前回登板での不出来から、しっかりと修正できていました。
なお、9回表の田村の決勝打は、定位置に守っていれば平凡なセンターフライでした。
以前にも指摘しましたが、二塁ランナーを生還させたくない状況では条件反射のごとく外野手に前進守備をさせるというのは、プロとしてあまりに稚拙な采配です。
まず、いくら失点を先送りしてもスリーアウトを取らない限りピンチが続くだけなのですから、打者を討ち取ることを例外なく最優先しなければならないのです。
次に、低めのゾーンでボールを動かしてゴロを打たせる攻め方をする投手であれば外野手は前進守備でよいのですが、それは飛球が外野手の頭を越えるよりも速いゴロが内野手の間を抜ける確率の方が高いとの判断に基づくギャンブルであることを理解すべきです。
今回のケースであれば、速球投手に三振を取りにいく攻め方をさせるのですから、外野手に前進守備をさせる選択肢などあり得ませんでした。