今回は、外野手編です。
近本は、新人の頃と比べて守備はずいぶん上達しましたね。
しかしながら打撃は、昨シーズン比で、打率は下げながらも(.313↘️.293)出塁率は同水準をキープしましたが(.354.→352)、長打率を大きく下げてしまいました(.441↘️.352)。
今シーズンのOPS .704は、並みの走力と守備力の外野手であればレギュラーさえ危ういレベルのスタッツであり、彼のポテンシャルからして到底満足できるものではありません(ヤクルトのチームOPSは.728)。
彼には、出塁と強打を両立させ、OPS .800以上を目指して欲しいところです。
佐藤は、本塁打数(24↘️20)以外の打撃面の主なスタッツが、全て向上しています。
なかなかわかり難いかもしれませんが、彼はゆっくりながら着実に成長しています。
守備面では、ライトはかなり板に付いてきた感じですが、サードはまだ危なっかしいですね。
大山と同様に、彼のポジションは新外国人野手との兼ね合いで決めざるを得ないでしょう。
島田は、出塁率.301では中野と同様に1·2番打者として話にならず、長打率も低くOPS .602では、走力の高さを考慮しても外野手としては、糸原と同様にスタメン起用は無理です。
狙い球を絞って強く叩くバッティングを修得して出塁率と長打率の両面を向上しない限り、結局は代走と守備だけの選手に終わってしまうでしょう。
本拠地球場が広大で投手陣が強力な阪神において、彼はもっともっとできるはずです。
ロハスJr.は、解雇するんですよね?
今シーズンも、打率.224ながら出塁率.322のOPS .732で、211打席で9本塁打,27打点と、もし600打席近く起用していたらどうなっていたのか、2シーズン観ていても評価が極めて難しい選手です(でした?)。
打率が.220台でも出塁率が.320台で、500打席弱起用して20本塁打,70打点なら、あの守備力と走力でも、島田と上手く使い分ければ相当に貴重な戦力ですから。
陽川は、原口と同様に、打席数は少ないながらも打率.294,出塁率.351,OPS .778は立派なスタッツです。
ただ彼も、交流戦でのDH等のスポット的なスタメン起用を含めた、スーパーサブとしての役割でこそ活きる選手でしょう。
小野寺は、バッティングセンスが感じられず、期待外れです。
また二軍では、井上が伸び悩んでおり、現状では前川のほうが仕上がりが良さそうです。
では、今回はここまで。