※2026年11月6日時点の報道をもとにしています。

 

 

2026年10月22日のドラフト会議で、米球界挑戦を表明していた横浜高・織田翔希投手を、巨人が単独1位で強行指名しました。11月4日からはメジャー球団との面談も始まり、18歳右腕の進路は日米を巻き込む一大テーマになっています。

経緯を伝えるニュースはすでにたくさん出ています。そこでこの記事では、球界の著名人や関係者が「織田の進路」をどう見ているのかに絞って、立場ごとに整理してみました。

まず押さえたい現状(11月6日時点)

  • 10月15日:会見でNPBを経由せず米国で挑戦する意向を表明。マイナー契約に加え、米国の大学進学も選択肢として挙げた
  • 10月22日:ドラフトで巨人が単独1位指名し、交渉権を獲得
  • 11月4日〜:メジャー球団との面談がスタート(レンジャーズ、フィリーズ、メッツなど。17日まで予定)
  • 米国の記者によると、国際アマチュアFAの契約期間が予定通り始まれば、2027年1月15日から契約可能になる見込み
  • 巨人の交渉期限は2027年3月末。巨人との面談は現時点で未定

ひと目でわかる「賛否マップ」

立場

主な人物

ひとことで言うと

まず日本で、を推す

谷繁元信さん、里崎智也さん   

巨人経由が成功への近道

直メジャーに慎重、でも応援  

ダルビッシュ有投手

確率で言えば日本経由が有利。ただ決断は尊重

選べること自体を肯定

加藤豪将さん

選択肢があるのは幸せなこと

指名そのものに疑問

広岡達朗さん

本人が決めた以上、強行指名すべきでない

米球団の評価

メッツのスカウト陣

スケールの大きい先発候補。決めるのは本人

① 直メジャーには慎重、でも「本人の決断を応援」:ダルビッシュ有

パドレスのダルビッシュ有投手は11月3日、音声配信「stand.fm」でリスナーの質問に答える形でこの件に触れました。マイナーリーグの環境は過酷で、メジャーでプレーできる確率を考えれば日本の球団を経由したほうが上がる、というのが趣旨です。

ただし、この発言はSNSで「織田への批判」のように切り取られて広まりました。ダルビッシュ投手自身は、あくまで客観的な事実を伝えただけだと説明し、どんな形になっても本人の決断を応援したいと話しています。

ここがポイント: 見出しだけを見ると反対派に見えますが、実際は「データで見たリスクの指摘+本人へのエール」です。誤解されやすい発言だからこそ、全体を押さえておきたいところです。

② 「選択肢がある」ことの価値を語る:加藤豪将

米球界と日本ハムの両方を経験した加藤豪将さん(【要確認】UHBの報道ではブルージェイズのアナリストと紹介)は、元日本ハムの谷口雄也さんのYouTubeチャンネルに出演し、織田投手について語りました。

加藤さんが注目したのは、挑戦の成否ではなく「自分で道を選べる立場にいること」。野球人生で行きたい道を選べる機会は意外と少なく、巨人、メジャー球団、米国の大学、日本の大学と選択肢がある織田投手は「本当に幸せ」だと表現しています。

さらに、日本球界は若い選手を引き止めるのではなく、日本でプレーしたいと思える環境をつくるべきだ、という趣旨の提言もしています。

ここがポイント:「どちらが正解か」ではなく「選べることの意味」に光を当てた、ほかの論者とは違う切り口です。

③ 米球団はどう評価している?:メッツのスカウト陣

11月5日に面談したメッツからは、ジェームズ・カン国際スカウト部長らが横浜高を訪れました。織田投手を高校2年の春から追い続けてきたと明かし、スケールの大きい投手として、将来の先発候補に期待を寄せています。

面談はおよそ1時間15分で、条件面の話はせず、お互いを知るための顔合わせが中心だったそうです。織田投手については、自分の考えをしっかり言葉にできる選手だと好印象を語り、育成面でも「投手を育てるには球団として自信を持っている」とアピールしました。

巨人の強行指名については「想定していなかった」としつつ、最終的に決めるのは織田投手自身だという姿勢を示しています。

ここがポイント: 米球団側は評価の高さと同時に「本人の意思の尊重」を前面に出しており、巨人とはアプローチの違いが見えます。

④ 「まず日本で」派:谷繁元信・里崎智也

ドラフト当日の夜、CSスカイAの番組に出演した谷繁元信さんと里崎智也さんは、巨人入りを勧める立場を示しました。里崎さんは、まず日本で結果を残してから米国へ、という成功例をもっと増やしてほしいと語っています。大谷翔平選手が日本ハムを経由してメジャーのスーパースターになった前例も、この考え方の背景にあります。

一方で里崎さんは、メジャー挑戦を表明した選手についてはプロ志望届を解除し、どの球団も指名できないようにするなど、ルールを整備すべきだという問題提起もしています。

⑤ 指名そのものに疑問:広岡達朗

巨人OBで、ロッテGM時代にはドラフトの指揮も執った広岡達朗さんは、ドラフト前の時点で「ルール上問題なくても強行指名すべきではない」と提言していました。本人は中途半端な気持ちで決めたわけではないだろうと理解を示しつつ、有望な若手が日本より米国を優先する流れに危機感を示しています。

当事者たちの言葉

巨人・水野雄仁編成本部長: 指名の理由について、日本のプロ野球ファンに見せたいという思いを語り、今後は誠意を尽くすだけだと話しています。

横浜高・村田浩明監督: 強行指名の可能性は事前に本人へ伝えていて「想定内」だったと説明。織田投手の米国挑戦の意思は全く変わらないと強調する一方、巨人を批判する言葉はありませんでした。

筆者の視点

5人の意見を並べてみると、実は「織田投手の挑戦そのもの」に反対している人はほとんどいないことに気づきます。分かれているのは「どのルートが成功の確率を上げるか」と「ドラフトのルールをどうするか」という点です。メジャー挑戦の意思表明をした会見は、2012年のドラフト会議で指名された当時の大谷翔平選手(花巻東)と重なる部分があり、私としては直接のメジャー挑戦ではなく日本のプロ野球で指導を受けるほうが、本人の成長的にも、キャリア的にも良いような気がしています。

あなたはどの立場?

  • A:巨人に入団、日本で実績を積んでからメジャーへ
  • B:直接メジャーに挑戦すべき
  • C:どちらでもいい、本人の選択を尊重すべき

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出典

  • RONSPO(Yahoo!ニュース)「ダルビッシュが織田翔希の巨人“拒否”に…」2026年11月4日 https://news.yahoo.co.jp/articles/83ebbbbd88436b5d7d8f3c637d96fab0ab2c8766
  • 北海道ニュースUHB(Yahoo!ニュース)「『選択肢がある』ことの幸せ――…加藤豪将が語る…」2026年11月5日 https://news.yahoo.co.jp/articles/0cfa4d80caeac5fd641216b8e4c2d9f73bd3f657
  • 日刊スポーツ(Yahoo!ニュース)「メッツ&フィリーズが織田翔希を訪問…一問一答」2026年11月5日 https://news.yahoo.co.jp/articles/56cbf0575c6370437f77c573e0adc9a9079286fa
  • 日刊スポーツ(Yahoo!ニュース)「織田翔希と面談したメッツの国際スカウト部長…」2026年11月5日 https://news.yahoo.co.jp/articles/858e3a732dfbda24ca3c1894463fb94505fd230b
  • THE DIGEST(Yahoo!ニュース)「『複数のMLB球団と数時間以内に面談する見通し』…」 https://news.yahoo.co.jp/articles/4632175cb3709c144c984224ba1bd032c78f9978
  • 週刊女性PRIME(Yahoo!ニュース)「強行指名の織田翔希に球界OBが巨人入りのススメ…」 https://news.yahoo.co.jp/articles/e356ed6ade9b25102cca5700e2e1316343b3101b
  • 日刊スポーツ(Yahoo!ニュース)「里崎智也氏が考える巨人の織田翔希“強行指名”の功罪…」2026年10月23日 https://news.yahoo.co.jp/articles/92511809da4469479a2ee1c584824a9f7e3580f8
  • RONSPO(Yahoo!ニュース)「ドラフトのルール上OKでも織田翔希を強行指名すべきではない」 https://news.yahoo.co.jp/articles/25ce55916bc5e14947f9869d96a1ca0a588931fc
  • 日刊ゲンダイ「巨人の『織田翔希1位強行指名』と28年前の『松坂騒動』…」 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/394932
  • mediadogs「織田翔希、MLB球団と面談開始…」2026年11月5日 https://mediadogs.jp/2026/11/05/oda-shoki-rangers-meeting/