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BLOOD&GUTS

世間にツッパって生きている。
ドラムを叩き、楽器をいぢるのが生きがいなとある兼業ミュージシャンの物語。

最近、時間ができたので機材のメンテ及び整理をしています。

 

知る人ぞ知る過去の話ですが、私ドラムテックと言う職業をやろうと思ってた時期がありまして。それに伴い、機材やらパーツやら小道具やら、やたら物持ちがよい方でした。

 

その辺の話はさほど面白くもないので酒の肴(チューハイかハイボール1杯で全部しゃべります。)にするとして時間のある内に使わないモノ処分しているモン買おう及び呑み代の補填にしよう(爆)ってなワケで、自宅&梅田&心斎橋の倉庫を連日引っくり返しております。

 

で、本題のスネアのお話。

 

俗に言う小太鼓。

太鼓類の中では1番(メタルだったらバスドラの可能性もあり/笑)曲中で多くなっているであろうタイコ。

出したい音のイメージが各々あるので、持ち込みする事がほとんど。

故にドラマーの個性及びバンドの印象を決定つけるタイコさんであります。

 

出したい音によって、材質(木やら金属やら)や深さ(サステインや低域の出方に影響)胴圧(音量や反応速度に影響)の違いがありますが、個人的には

「浅胴・金属」

が好みであります。


なんでや、と言われると好み!としか言いようが無いのですが、マニアックに言うと

 

・胴が深いと共鳴及びハウリングの要因が増えるので、チューニングがメンドクサイ。

・木より金属のが音がデカイ・Hi成分が多いので抜けやすい。

・聴覚上の低域はチューニング次第で浅胴でも出せる。

 

…とかそんな理由。

チューニング論書き出すとさらに長くなるので、酒の肴か後日詳しく書こうかな。

 

…閑話休題

 

そんな買ったり売ったり借りたりを繰り返して色々使っておるスネアですが、今回は自分のバンドで使っている3台をご紹介しようと思いますが…長いので、各バンド毎に分けて書きます。


一発目はkyanosさんです。

 

●Pearl Refarence caststeel 14×5


…今所有している中で、1番付き合いが長い&理想に近いスネア。

音源もこれで録りました(瘡蓋、MILK両方コレ)。


黒×銀のカラーが最高にイカす、自慢の逸品です。

※本来はすべてクロームパーツなのですが、購入したときからパーツはブラックになっていました。


材はキャスト(型流し)のスチール(鉄)。

胴厚は2.5mm(レインフォースメント部5mm)

一般的なスチールスネアの胴厚は1~1.5mmなので、どれだけゴツいのかわかって頂けるかと。

スチールの特徴である高音域は控えめですが、胴厚からくるタイトさ、反応速度は他のスネアの比ではありません。

尚…クソ重いです💣


ラグは、もう少しシェル鳴りを活かしたかったので、ジャンク品だったPearlのダニエル・アーランドソンモデルから黒×銀のチューブラグを移植。

標準のリファレンスラグの時から、少し音が柔らかくなった…気がします💣

これもぶっちゃけ、見た目です。


フープは普通の2.3mmトリプルフランジや、DW製の3mm厚トゥルーフープなど色々使ってきましたが、今は標準のダイキャストフープに落ち着いています。

※後述のヘッドとの相性もありますが、リムショットの破壊力優先が主な理由です。


スナッピーはピュアサウンドのブラスター(20本)。カスタムシリーズやカノウプスを張るときもあるけど、メタルやる時は絶対にコレ。


ヘッドは50枚じゃすまない程試して来ましたが、一番多いのはEVANSのECreverseDot。

見た目が一番(笑)ですが、自分の好きな帯域がブーストされて出ていく感じがお気に入り。

ちなみに裏ヘッドは普通のHazy300です。


イメージ的にはEC~のミッドレンジが膨らむ感じを、元々のシェル特性であるタイトさでまとめて、ダイキャストフープとブラスターでヌケ感のあるハイを強調する感じでしょうか。

長年、フープチョイスに迷っていましたが、このセッティングだと標準のダイキャストがベストな事に気付いて、やっとチューニングが固まりました。


実はkyanos、始動から4回スネアを変えております。

最初は「調和」を考えてのチョイスだったのですが、続けて行くなかで皆パワーアップして音がゴツくなって来たので…今はエゴ丸出しのこのスネアを使っています。

それだけ、kyanosってバンドがパワーアップして、ヌルい機材では回りに負けちまうぜ…って感じですかな(笑)。


まだまだパワーアップするkyanosさん。

置いてかれないようにこのスネアと共に進化して参りますよ♪