名馬の白斑について
最近の世界の3冠馬には星+三白が多いんです。
星は額の白斑。 流星は鼻まで白斑が流れている場合。
数字+白は 白斑のある脚の数+白と表記します。
おそらくこれはノーザンダンサーの影響だと思われます。
そのため、流星三白の馬は数多くいるのは事実です。
しかし名馬に出てくるこの形質はノーザンダンサーの
遺伝形質が良く伝わっている証拠なのかもしれません。
ノーザンダンサーの血がはいってないサンデーサイレンスや
ウオッカ、セクレタリアトなども下の例では載せていますが、
サンデーサイレンスの子孫にノーザンダンサーの血を
注入して(社台はノーザンテースト牝馬)、
それが白いソックスの馬として現れた場合、
ノーザンダンサーの血を確かに注入できたと考えることが
出来るのではないかと思いました。
ひとつ注目したいのは、
下の例では、
名馬の三白の場合は
後脚が2本、前脚が1本白いことが多いのです。
偶然でしょうか?
また名馬には左後脚の白い馬が多いのではないかと思われます。
サンデーサイレンスは右後脚が白く、例外ですが、
(ノーザンダンサーの血が無い血統です。)
左後脚も少し白く見えます。
左後脚は部分的に白い「Partial Pastern」
だと思われます。
後脚の左右差もあり、左脚の白い部分が右よりも多い方が
良いのではないかという気もします。
これもノーザンダンサーの形質の影響かと思われます。
昨日のアンタレスSの勝ち馬は流星+四白のゴルトブリッツでした。
全部の脚が白かった。
ディープインパクトの近親に当たる馬ですね。
さて今日の皐月賞馬には、どんな白斑があるのでしょうか?
興味ありませんか?
アメリカ3冠馬セクレタリアト 星+三白
ノーザンダンサーの血はない。
日本の最強牝馬ウオッカ 流星+二白(左前後)
英三冠馬 ニジンスキー 星+三白
父がノーザンダンサー
偉大なる種牡馬 ノーザンダンサー 流星+三白
三冠馬オルフェーブル 流星+1白
サンデーサイレンス 流星+1白+左後脚が少し白い
3冠馬 ディープインパクト 星+三白
母母父父がノーザンダンサー
p.s.残念ながら、3冠馬ナリタブライアンは流星だけありました。
遺伝形質がヘテロになっていて種牡馬で成功しないタイプ
なのかどうか、分かれば面白いですね。