ジャスミンライス流星群

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タイガーシノハラ オフィシャルブログ

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━━━━━━━━━━━━━━ vol.84 2016.06.22 ━━
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 こんばんは。
 ライオンズジムマネージャーで、篠原光のトレーナー兼父親の、シノハラです。

 いやあ。バスケは楽しいです。
 アメリカでの日曜の夜、NBAファイナルが終わりました。
 今年は最終七戦目までもつれこみました。
 この数週間は全米が揺れていました。
 日本でもバスケがここまで人気が出るといいのにと思う。

 スリーポイントシュートから畳み掛けるのが特徴のカリー率いるウォリアーズと、インサイドが強いレブロン率いるキャブスの対決。
 ファイナルは先に四勝したほうがチャンピオンというルールです。

 ウォリアーズは先週までに三勝をして、リーチがかかっていた。

 ところが、結局、その後、キャブスが三連勝した。
 大逆転優勝してしまった。

 おれは、ウォリアーズを応援していたのでがっかりした。

 でも、リーチをかけられ、後がなくなってからのキャブスの集中力はすごかった。
 プレイは確かに素晴らしかった。
 だが、それ以外で見苦しい部分が目立った。
 特に、キャプテン、レブロンのしつこさはひどかった。
 みっともないくらいだった。
 粘着質系と言うか、偏執性過多と言うか、気味が悪かった。
 これ以上できないくらいにやれることをやり、勝利にしがみついた。

 自分やキャブスの仲間がファウルコールされると、いちいちレフェリーにアピールしに行った。
 自分がファウルされると、接触や転倒したウォリアーズ選手に肩を軽くぶつけたり、またいだりして、刺激させた。
 自分がダンクを決めたり、シュートブロックを成功させると、相手の耳元に挑発の言葉を囁きにいき、いらいらさせ精神ダメージを与えて追い討ちをかけた。

 キングと言われたレブロンが、ここまでやるのかよ。というくらいのしつこさだった。
 ひときわ体がでかい男が、そうやっていちいちせこいアピールをするので、見ていて気分が悪くなってきた。

 だが、その作戦は有効で、ウォリアーズ選手は、見事に怒り、いらついた。
 つい、先に手を出してしまったり、レフェリーに汚い言葉を浴びせて、テクニカルファウルを連発で食らい、退場者も続出だった。
 六戦目にはキャプテンのカリーまでが、暴言とマウスピースをコートに叩きつけ、退場処分となった。

 レブロンはやりたい放題だったが、実はそれは、審判にわからないようにうまく挑発をくり返したものだ。
 だから、公式にはほとんどお咎めなしだった。
 彼は本物の卑怯者だった。

 だが、レブロンは卑怯なだけではなかった。
 プレー内容も素晴らしかったのだ。
 七戦すべての試合で高得点をあげたし、ほとんど全試合時間に出場していた。
 走り回り、点をぶち込みまくり、喋り続けた(悪態をつき続けた)。
 赤鬼のようだった。

 七戦目に勝利して、2016年のNBAチャンピオンになったことが決まると、歓喜の絶頂に達し、コートに倒れ込み、しばらく起き上がらなかった。
 まるで縦28メートル横15メートルのコートを抱きしめているようだった。

 最後は三点差だった。

 最後の10秒くらいまでシーソーゲームで、どうなるかわからなかった。

 レブロンはあのままコートで死んでもよかったと思う。

 本人もそう願っていたんじゃないかと思う。
 それくらい自分自身を使い果たして戦った。

 レブロンは思いつくことをすべてやった。
 勝つことだけを考えていて、善悪の見境がなかった。
 だが、徹底していた。
 だから、レフェリーもごまかされていた。

 もし、レブロンが相手に囁きまくっていた悪い言葉が後から世に出たら、世界中が衝撃を受けると思う。
 差別用語とかFワードとか機関銃のように言ったんじゃないだろうか。
 そうでなければ、カリーはあんなに怒らないだろう。

 だが、そのくらいのことをやって、やっとおまえの側へ勝負の神様がおりてくる。

 やれることを考え尽くして、実行し尽して、やっと勝利の女神がおまえを選ぶ。

 カリーは甘かったと思う。
 勝負の最中にいらいらしたらもう終わりだ。

 カリーは能力が圧倒的に高く、まともに勝負したらこれまで誰も敵う選手がいなかった。
 カリーと対戦すると誰もがびっくりしてしまい、敬意のようなものまで漂わせていた。
 カリー自身もそういった経験が続き、純粋に技術を競わせ勝つことが当たり前になっていたと思う。
 そこで、今回のレブロンのように強い選手が、強い上に破れかぶれに、競技としての技術以上の武器を使ってくることに慣れていなかったのだと思う。
 そんなときにどうすべきか、そこだけ経験が足りなかったのかもしれない。

 大人でもそういうことがあるのだから、ヒカルにも注意させなければならない。
 いや。
 大人だからこそそういう手を使うのかもしれない。
 そう言えばヒカルも試合前に、相手方のクソッタレに汚い手を使われて集中力を削がれたことがある。
 あのときのことは忘れない。

 悔しかったことは忘れてはいけない。

 失敗は何度もくり返してはならない。

 ともかく。
 正直言って、おれは今回のレブロンは嫌いだ。
 あんな人間的に反則負けのようなやつに敬意は抱けない。
 だがおれはこう考えている。
 レブロンが今回あれだけ精根尽き果ててもまだ生きているということは、来年かいつになるかわからないけど、カリーにこてんぱんにリベンジされ、地に這う姿を世界中に晒すために生かされているだけだ、と。

 なので、今のうちにキングだのなんだのちやほやされてせいぜい威張り腐っていればいいと思う。

 生きている限り、物語は続くのだから、ぼくらは一瞬一瞬の感情を噛みしめながら、前を向いて歩け。

 ああ。悔しい。

 今年もNBA終わった。
 ちょっと気が抜けてしまった。

 楽しかった。

 もし、今年のNBAファイナル最終戦に興味がある方は、こちらのミニムービー(6分32秒)をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=pUkFOU08z7U

 まじですごかったっす。

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■舛添さん
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 舛添さんが都知事をやめてしまった。

 やめると決めてから一切口を閉ざしたままで、それについて、世の中が怒っている。
 まだ説明責任があるとか、やめる挨拶をしろとか、態度がふてぶてしく子供じみているとか。

 おれはみんなばかかと思う。

 いろいろ叩くなら、刑事事件にしてからですよ。

 容疑者や被告にもなっていないうちからひとりの人間に対してこんな扱いはないよ。

 舛添さんは家族を連れて海外とか無人島とかに身を隠し、三年間くらいのんびりしてたほうがいい。
 どうせ家とか車とかガラス割られたりスプレーやられたりするし、雰囲気に影響されやすく凶暴化したやつに命を狙われるので夜コンビニやスーパーに行くことも危ない。
 もう公人じゃないので優先して警備してもらえない。

 身体の自由を奪われる前に遠くへ逃げたほうがいい。

 逆に、彼に対して本気で怒っているやつらは、どうにか逮捕させる方向へ具体的に動かなければ。
 目的がなければ、あれこれ言ったところでただうるさいだけだし。

 こんなのは、ただのかげぐちだ。
 多人数が広範囲でしつこくかげぐちを言っているに過ぎない。

 世間は、もしかして、強腰のおっさんが地にひれ伏すぶざまな姿を見てすっきりしたいだけなのかもしれない。
 成功者の凋落を眺めることで、毎日ほとんど変化のないぼくらのしがない暮らしのほうがまだましだと、思い込みたいだけなのかもしれない。

 なんていうか、舛添氏は今のところ、世界中からおもちゃのように扱われ、かわいそうに。
 わんぱくな子犬に与えた汚らしいぬいぐるみのように、唾液と歯垢と糞尿と泥まみれになって、ぼろぼろだ。
 まだ犯罪者と決まってもいないひとりの年寄りを、おれたちはそんなふうに扱っていいのだろうか。

 でも、時間は過ぎていくし、どんな記憶も薄れていくし、何も気にすることはないですよ。

 次からは失敗しないでください。

 この件でヒカルに伝えたことは、平家物語を読めよ。あれはまじで重要だわ。ということだ。

 祇園精舎の鐘の声
 諸行無常の響きあり
 沙羅双樹の花の色
 盛者必衰の理をあらわす
 おごれる人も久しからず
 ただ春の夜の夢のごとし
 たけき者もついには滅びぬ
 偏に風の前の塵に同じ

 ちなみに、あんなに何億円も何十億円も無駄遣いされる前に、誰か気づいて何か言わなかったのかな。
 何か言われれば舛添氏だってもっと早く直しただろうに。

 元々、彼に恨みを持っていたやつが、長い時間をかけて証拠を集め、一気に足元をすくうための作戦だったのか。

 ばかばかしい。

 結局、また選挙です。
 選挙となるといろんな需要がうまれ、世の中に大金が飛び交います。
 つまり選挙をやると景気がよくなるのだ。

 実は、今回の騒動はアベノミクスの一環で、もしかして週刊誌に舛添ネタを持ち込んだのは安部総理かもしれない。

 実は、安部総理が「今回こういう流れでいくから、君も一肌脱いでくれ」と前もって舛添氏に話があって、そのシナリオ通りに俳優舛添要一がカメラの前で演じているだけかもしれない。

 舛添さんはいろいろごねてこの劇を長引かせ、出演料として高額退職金めっちゃ手に入れてうはうは。
 もう必要なくなった別荘も美術品も売却して換金して、はい、サヨウナラ。

 なにしろ。

 逮捕できないんだからぼくら庶民の負け。

 しれっとお金が動き、誰かが笑ってる。

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■今週のヒカル
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 膝の痛みから解放されたヒカルは、怪我前の調子を回復しようとこつこつとやっています。

 再開当初のスパーリングでは距離感覚が完全におかしくて、ヒカル自身もかなり心理的に慌てていたけど、辛抱強く続けています。
 細かく修正を重ねているうちに、どうにかなりそうなところまできました。

 体力もまだ戻ってません。
 朝、全力で走れない期間が一ヶ月くらいあったので、脚力も心拍機能も衰えています。
 でもこれも走り続けていけばそのうち解決しそうです。

 七月から試合が続くので、そこに合わせて慎重に調整してきます。

 やることをやるだけなので、もうかなり気が楽です。

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【編集後記】
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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 今号はずいぶん悪口ばかり言ってた気がして悪かったです。
 しかも、キングレブロンも舛添さんも舛添さんに怒っているみなさんも赤の他人ですので、ぼくがこんなふうにあれこれ言っても関係ないし、せっかく読んでいただいても時間の無駄にさせてしまって申し訳なかったです。

 ただ、おれが思うのは、必死に戦っているやつを見るのはおもしろいなあということで、赤の他人で関係なくても、事情を聞かされているうちにだんだん気持ちが巻き込まれていくものですね。

 ヒカルの戦いもたくさんの方の熱い気持ちをどんどん巻き込んでいって、いつかオリンピックの決勝戦に出たときは、今年のNBAファイナルみたく世界中の体温を激しく震わせるくらいになるとおもしろいのに。

 というわけで。
 まとまりませんが終わります。

 梅雨空ですが、みなさんもお元気で。

 メルマガの感想や質問などどしどしお待ちしてます。
 それではまた。

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