伽羅は、独孤邸で秘かに育てている麗華(りーふぁ)に会っていた。
麗華は覚えたての言葉で伽羅に向かい、
「母上~♪」
独孤家の家職や冬曲も大笑い♪
「私は、おば上よ」
そこへ、久しぶりに訪れた輔城王・宇文ようを、麗華は、
「父上~」
と。
伽羅は、
「私が前に、麗華の前で父上に甘えていたから、言葉を覚えてしまったみたい」
複雑な思いで、言った。
「楊家での暮らしはどうだ?」
「楊おじ上が大事にしてくれる」
・・・。
気まずい空気を破り、宇文ようは伽羅に訴えた。
「独孤丞相は、私の、反乱騒ぎを収める策を気にしていただろう?
途中から他人の死体とすり替えるつもりだった。
私はそれほど冷酷ではない。
楊堅から一生、曼陀さんを待つと聞いたが」
伽羅は言葉につまるばかり。
楊邸では、楊堅がやきもきしていた。
夜なのに、まだ伽羅は帰らないのか?
鄭栄に、
「『三番目のお嬢様』の心配ですか?」
と言われた楊堅は、
「ん?うちにそんな娘がいたのか?」
鄭栄
「(^^;)若奥様のことですよ。
若様が、そう呼べと最初におっしゃったでしょ」
うっ、と、こちらも言葉につまる楊堅(笑)
『三番目のお嬢様』とは独孤家の三番目の娘で、そう呼ばれているから。
楊堅が、曼陀の婚約者として独孤家に出入りしてた頃、呼び慣れていたし、曼陀の妹、と思っていたかったから?
・・・最近は違ってきたのかな。
( 〃▽〃)
「何かあったら面倒だからだ」
と、その場を離れ・・・。
結局、門まで見に行った。(笑)
そこには。
輔城王・宇文ように馬車で送ってもらい、更に羽織を着せてもらっている伽羅の姿が!
Σ( ̄□ ̄)
何かあった?とでも言いたげな平然とした様子で、楊堅の横を通り過ぎようとする伽羅に、
「私の妻なら気をつけろ」
と言うのが精一杯の楊堅。
( ̄∇ ̄;)小学生め。
鄭栄を相手に、ぼやきながらの家飲み再開(笑)。
鄭「やきもちをやきながら飲んでも、仕方ないでしょう」
堅「役所でも疲れ、家でも疲れ、酒を飲むくらいいいだろう」
鄭「若奥様のおかげで、役所が早く開けたじゃないですか」
堅「(# ̄З ̄)」
鄭「太師の間者も避けて、人を集められたし」
堅「(# ̄З ̄)」
鄭「いっそ、若奥様を独孤家に住まわせてはどうですか?」
堅「皇后が怒る」
(((*≧艸≦)
堅「家も、天井裏にでも間者がいるだろうから、職務の話が出来ないな」
楊堅は、連日、酒楼・紅香院に役人を集めて、飲みながら仕事の話をするようになった。
ある日、伽羅は、都の上流夫人の集まりで、
「楊大将軍は、新婚なのに、花街で毎晩飲んでいる」
と、笑われてしまう。
「イビキがうるさいので、追い出しております」
と、笑顔で言い返したが・・・。
鄭栄にかかえられるように、酔っぱらって帰宅する楊堅を、冬曲とともに出迎える事も増え。
深夜の酒楼・紅香院。
「他の方はお帰りなのに、一人でまた飲んで」
尋ねる鄭栄に、楊堅は、
「私は伽羅の沈んだ顔が見たいんだ。
(なんだ、それ(笑))
舞姫を呼べ!」
かたや、楊邸では、眠れずに、いらつく伽羅。
紅香院で、酔っぱらい、妓女の琵琶の弾き方に文句をつける楊堅。
私が弾いてみせようと、琵琶を取ろうとして、ふらつき・・・。
その部屋に、剣(!)を持った伽羅が踏み込んだ時!
Σ(゜Д゜)
妓女と抱きあっている
(ように見える(^^;))
楊堅。
Σ( ̄□ ̄)
その手が構えた琵琶を、伽羅の剣は一刀両断にした!
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
一同が凍りつく中、
「父上の喪中なのよ」
伽羅は、きっぱりと言い、スタスタと部屋を出ていった。
「(-.-;)鄭栄、新しい喪服を用意しろ」
楊邸の居所である西の離れで、伽羅は独孤パパの位牌に向かい、祈っていた。
喪服に身を包んだ楊堅がやってきて、
「すまなかった」
と、謝る。が。
伽羅、
「仮面夫婦も長くないわ。政局が落ち着けば終わりよ」
楊堅、かちん(-_-#)
「恥をかかすな。
私の妻なら、他の男に色目を使うな」
伽羅も、
「ようの事?
夜遅くなったから、送ってくれただけよ」
売り言葉に買い言葉、とは、この事か(T_T)
その時、庭からの助けを呼ぶ声が響いた。
楊堅、伽羅、冬曲が、庭に出ると、鄭栄が、苦しんでいた。
「鳥が落とした石が腹に落ちた~」
何それ(^^;)。
ともかく、楊堅は鄭栄を支えて、母屋の部屋へ連れて行くのだった。
鄭栄から
「詫びの意味を知ってますか?
私が芝居を打たなければ、どうなったか」
と、言われた楊堅も、
「仕事で飲んでた」
とか、もごもご。
「そう言わなきゃ、若奥様だって、わからないですよ」
楊堅たちを見送る伽羅は伽羅で、冬曲から
「謝ったのに、しつこく叱って」
と、たしなめられるが、
「何よ!」
と、鄭栄が、鳥が落とした、と言った、レンガ位ある石を
(そんな石、落とす前に、鳥は運べないって(笑))
両手で持って、楊堅たちが去ったほうに向かって投げつけた。
(^^;)
伽羅と楊堅、今のところ、ケンカばかりだけど、陰湿なケンカじゃないし。
般若阿姐みたいに、命を狙われたりしてないし、
(>Σ<)
ばんちゃんみたいに、側室や嫡子を排斥する悪巧みまみれじゃないし、
(>Σ<)
一日も早く、仲良くなって欲しいなぁ。
(。´Д⊂)