山を走るトレイルランという競技があることは知っていましたが、別に山は走らなくていいんじゃないと思っていました。しかし、NHKでウルトラトレイル・マウントフジの番組を見てしまってからは、トレイルランという競技が妙に気になるようになってしまいました。
秋には、先日ブログでも書いた八が岳の100マイルレースがあることは分かっていましたが、さすがにいきなり160kmは無理やろ!ということで、近場で開催される大会を調べていたら、見つけてしまったんです。
今年は、自転車では、春のツール・ド・八が岳、ロングライド佐渡210(いろいろありましたが・・・)、初夏の野尻湖トライアスロンに初挑戦し、調子に乗っていた私は、迷わず70kmのコースを申し込むことにしました。制限時間は14時間。70÷14=5ですから、1時間に5kmのペースで進めばゴールできる計算にはなります(この計算が無謀だったのですが・・・)。
トレラン用のシューズをいつもアウトドア用品を購入する軽井沢のサロモンのアウトレットショップで購入して、毎日のジョグで使用して準備しました。他の装備は登山とジョギングで使用してきていうもので代用できました。
8月24日
70kmは前日エントリーのみだったので、仕事を早退して受付会場に。トライアスロンのときよりも体がしまった人たちが多い印象。競技説明会では、コースの説明がありました。熊の目撃情報があるので、熊鈴を着けることと物騒な説明があり、さらに、獲得標高が3400m(うる覚えですが3000m以上でした!)との情報もあり、軽井沢とか八が岳のグランフォンド以上に登るのねとようやく現実に直面。翌日4時45分集合なので、急いで家に帰り、夕食を食べて早々に床につきました。

8月25日
2時30分に起床して、朝食にパスタを食べて3時40分に出発。4時半に到着しましたが、みんなぞくぞくと集まってきています。

午前5時、スタートです。
最初はブランシュたかやまスキー場のゲレンデをどんどんと登ります。いっつも滑っているところを登って行くのは変な感じではあります。200名ちょっとの選手はだんだんとばらけていきます。自分のペースにあう集団にくっついて走ります。

ゲレンデ最上部からは進路を西にとり、八島湿原のほうに向かいます。昨年の大会では八島湿原を通ったようですが、今年はコースが変更されていて、笹の中に一時的に作られた道(?)を進みます。登りは早足で歩いていますが、下りになると一斉に走りだします。かなりの急坂もみんなは走って降りて行きますが、私には無理!危険を感じるところでは歩くことにします。
それでも気持ちよくレースは進みました。
第1エイドは和田峠。

ここで水分補給と、梅干しとキュウリをいただきます。
ここからのコースは最高でした!

こんなところを走ります。自然とペースも上がります。
第2エイドの扉峠では、ミネラルウォーターを1本もらい、さらに登り続けます。
美ヶ原に入ると、歩行区間となります。道の脇に置いてある黄色いコーンの右側を歩きます。

美ヶ原高原美術館の横を通り抜けたところで歩行区間は終了。物見石山を過ぎた後から標高2000mから900mまで8kmくらいで一気に下ります。
この下りがきつかった!前半は山道でがれ場も多く、後半は林道になりみんなどんどんと加速して行きましたが、下りで足の指先が痛くなり、途中から走ることができなくなってしまいました。さらに悪いことに水がなくなってしまいました。
ハイドレーションシステムに今回流量計をつけて、残量が分かるようにしていたのですが、流量計の数値が全然信用できず、2リットルあると思って計算しながら飲んでいたら、1.4リットルのところで水がなくなってしまったのです!!
そんなこんなで、へとへとになりながら第4エイドステーションの和田中学校に到着。ここが最初の関門になっていて、13時が制限時間になっています。私が到着したのはスタートから7時間の12時。聞いてみると、まだ80人くらいしか到着していないとのこと。周りにいる人たちも、これは厳しい時間設定だねと言っている人が多く、後半が思いやられます。
ともあれ、ここで水分を補給して、エネルギーも補給して再び出発。
直後にいきなり厳しい登りがありその後一気に下るコース。登りはそれでもなんとかなったのですが、やはり下りになると指先が痛くて力が入りません。力のある人たちは走って行きますが、私には無理。とぼとぼ歩きます。40km地点くらいからは集落の中に戻り、平地になりましたが、走ろうにも走ることができなくなってしまっています。これまで保ってきたペースも一気に落ちて、16~19分/kmくらいになってしまいました。コース図によると52kmの第5エイドまではずっと登りとなっています。登りならなんとか頑張れるかと、足を引きずるようにして進みます。第5エイドの制限時間は11時間の16時。
「ここまでだな」と思いながら、進みます。気持ちが折れてしまい、ペースも上がりません。同じように疲れた顔をして歩いている選手にも時々抜かれて行きます。
あと5kmくらいとなったところで、制限時間まで残り1時間20分。今のままのペースで歩き続けると確実にアウトです。関門に間に合ったにしても、その後の登り、さらに下りを歩き続けることはできそうもなく、第5関門でリタイアだなとは思っていたのですが、どうせなら、制限時間に間に合ってリタイアしようと、あまり意味のない、でも自分なりの目標をたてて、再度気持ちを持ち直します。
その後は自分に鞭をうちながら、12~13分/kmのペースを回復。これまで抜かれてばかりだったのが、最後の5kmで数人抜きかえすことができました。
15時50分、第5エイドの長門牧場に到着。制限時間にはなんとか間に合いましたが、次のエイドまで11kmを1時間40分で進むのはどう考えても不可能と判断し、残念ながらここでリタイアすることとしました。
GARMINの記録によると
移動時間8時間50分38秒
距離51.78km
獲得標高2955m(高度ロス2833m)
平均心拍148bpm
最高心拍178bpm

一緒にリタイアした仲間には、初トレランでここまで走れれば大したものだと慰めてもらいましたが、ほろ苦トレランデビューでした。
収容車に乗ってゴール会場まで戻り、うどんを頂いて帰宅。制限時間まで1時間を切った18時を過ぎてゴールしているのは50名前後とのことでした。正確には分かりませんが、200人以上参加しているので、完走率は30%くらいなのかもしれません。初挑戦のトレイルランとしては適切な大会ではなかったのかもしれませんね。(素直に35kmにしておけばよかったという説もありますが・・・)
下りの走力をつけなければ、とても完走はできそうもありません。来年リベンジ・・・うーんもうちょっとトレーニングしないと難しそうです。
26日の今日は、両足がひどい筋肉痛で、歩くのもままならない状況。とほほ・・・
もっと精進しなければ・・・
後半写真がないのは、iPhoneがずっと圏外で電池を消耗して電池切れになっていたせいです。(疲れて写真を撮る元気もなくなっているのもありますが、、、)すみません。







