息子は日本ではこの春からそう学校5年生に上がる年齢。が、ドイツではまだ小学校4年生。

聖霊降臨祭の休暇の時は、通常だったら2週間の合宿に出ているのですが、(新シーズンに向けの準備が始まるので)オズグット病の関係もあって今年はお休み。なので、いつも通っている学童のスクールホリデー学童に、どうしても会議があってリモートで働けない日とかは送りだすことにした。

 

あいにく、うちの地域は、先週の金曜日からバスのドライバーがストライキをしている。ストライキの期間は、水曜日まで。微妙にイラっとする話なのだが、それ以前にもっとイラっとする話があるのですよ。

 

実は息子の小学校、ちょっとひどい問題児が数人いる。

多分、「問題児」という言葉を使うのは本当は良くないことなのですが、外野から見ると…やっぱりその言葉がしっくりするわけで… 

 

まぁ、ごにょごにょいうのはともかく…長い話を短くすると…ドイツはものすごい長い間ロックダウンをしていた関係上、移民・外国人家庭の子供の一部が非常に勉強が遅れてしまい(自宅でドイツ語を話さない期間が2年ちょっとあったので語学力が弱すぎて勉強がついていかない)ダブっている子が結構たくさんいます(以前にも何回かブログで書きましたが)。

 

ダブっている子はですね、1年とか2年とかダブっているので、本来だったら日本の小学校高学年だったり、場合によっては中学校にこの春から入る年齢になっている子もいます。つまりはですね、「がっつり思春期」に入ってしまっていて、兎も角、大人との衝突が絶えないのです。

 

で、一番本当に厄介な問題で、小学校の校長先生はめちゃめちゃ苦しんでいる問題の一つが、四年生の学年にいる一部の子供達が

 

学校のトイレで電気たばこを使っている。

喫煙している問題。

 

これ本当に大きな問題で、うちの息子とか「僕はアスリート。体が資本」と思っている子は、トイレに行きたくても、煙草のにおいがするから行きたくない…とかね…兎も角いろいろあります。 で、聞いた話だと今落ち着いているのは、「電気たばこ」や「水たばこ」のにおいがしていると通報した子供で、トイレに行きたい子は教員用のカギの締まっているトイレを使えるらしい。

 

…そうなるとですね、本格的な鼬ごっこになるわけですが、現場で戦っている人のやり方を文句は言っちゃいけないので口を出しません。ちなみに、解決の突破口は全然見えてきません。その心は、学校が問題児の生徒の保護者を呼んでも来ないから。 ドイツ語が読めないか、シカトしているか…どっちかなのですが…ざっくり負の連鎖です。

 

で、そういう子が出てくるとですね、もちろん思春期に入りだして、一昔前のツッパリや暴走族の子がやっていたような行為が「かっこいい」と思っている子が真似をするわけですよ。

 

で、真似した子が、スクールバスのバスドライバーを怒らせて非常に「あぁ~ぁ」な事になったのが今年の春…イースターの前当たり。

 

学童のほうでは、学校と学童の間のスクールバスで、迷惑行為を児童がした場合は、スクールバスには今後乗車できない。場合によっては学童強制退会の条文が乗っている契約書を、児童と保護者がサインしないとスクールバスに乗車できないとかいう…まぁ、さんざんな感じで落ち着いたわけですが…(そうじゃないと、バスの会社がスクールバスの契約を即失効させると言ってきたので)

 

強気のスクールバスの運行会社

今回のストライキに参加しているらしいのですが、強気に出ていたのでね…この春、学童のスクールバスだけは運休できないのですよ。

 

が、やる気なさなさのバスドライバーなんで、契約通りの時間帯に来ないのですよ。

そしてスクールバスのバス停は、学童の目の前にあるのではなく、学童から20mぐらい先の坂下にあり、学童の先生が窓から子供達を目視できるわけでもなく、ついでに言えば、学童の先生達は定時で学童を門を閉鎖するので学童に戻ることもできず、大人の目が届かない空白の時間が30~40分発生するのです。

 

月曜日は祝日だったので、週開けて火曜日。

一発目の学童で、バスが30分来なかった。

 

本当に、あぁ~ぁな話だったのですが、たまたま火曜日の日に学童に来てた4年制(最高学年)は、息子と女の子が一人。この二人で、小学校一年生から三年生までの子供20人弱を統制を取りながらバスがくるのをいつまでも待たないといけないという事態に陥ったわけです。

 

で、学童には携帯電話を持って行ってはいけないので、こういう事態が起きても保護者には連絡が取れない。火曜日は、職場に出勤はしていたのですが、残業消化ということで2時間早く早退させてもらっていたので、息子が家に帰ってくるぐらいのタイミングで自宅には戻っていたのですが、待てども待てども帰ってこない。

 

そうこうしている間に、学童のほかの保護者監査からWhatsAppのメッセージが入ってきて、学童のバス停で待てども待てども誰もバスが来ないし、学童に電話しても誰も出てこない。どうしたらいいの?

 

というメッセージが来たので、とりあえず、バス停まで歩いて行きましたさ。

 

で、すでに4人ぐらいの保護者がいて、保護者の一人はもう45分以上待っているのにバスが来ないという。

 

ワタクシ、ちょっとブチっと切れました。

バスの会社の傲慢な態度も気に入らないし、

住んでいる街の市長の方針で、今の市長になるまでは、バスが来るまでは学童の先生が残業してでも、子供の安全確保をしてくれてたのに、それもしてくれなくなってしまい、ちょっと不満がたまってなのですが

 

ガイジンのひとり親なんで、いろいろと役人が我が家に目を光らせているわけですが、逆を言えば、役人とは一般人よりも連絡を取らないといけないので、直通の連絡先をしているのですよ。

 

文句のメールを書きましたよ。

さぁ

このストライキが明けたら、あのバス会社はどうなるのでしょうね?

ついでに、市長さんの下の役人に言っても変わらないので、児童福祉局にチクったので

どうなるのかなぁ。

 

ハハハハハ!

ガイジンのひとり親、倍がえしとか考えてないけど、苦労している分、苦情を言えるタイミングではしっかりかっちり文句いうよ?

 

だってね、学童から出たあと、スクールバスが来なかったら。子供の安全の責任は有耶無耶になるうえに、最終的に何かあったときは現場にいないのに保護者に戻っちゃうんだよ。 不可抗力なのに。

 

これは一言、チクって私の安全を確保しないと。ね、

 

さぁ、どうなるのでしょうか。