明日から夏休みが始まります。

多分、私の親の世代も、その前の世代もみーんな一緒だとは思いますが、子供の夏休み… 

 

憂鬱とは思いたくないけど、やっぱり憂鬱です

 

 

何が憂鬱だって?

夏休み…何が憂鬱だって? まず第一に長い

共働きのご家庭でも思うと思いますが、夏休みは長いから「この期間、子供の面倒どうすんだよ?」と思いません? ドイツは日本よりも有給が多いです。が、学校の休みも多いです。

 

日本の学校教育法施行令第29条で定められている 授業日数は年間200~210日程度ですが、ドイツは、住んでいる州によって違うのですが、バイエルンは確か191日とかだったと思います。

 

一年間は365日。

週末は2日(合計104日)で、国民の祝日は今年は7日とかで(祝日がざっくり週末にかかってて振替休日もない)

私の有給は年30日。

で、私はひとり親…元夫は気が向いたときに子供のいあいたいというだけなので戦力外。

 

学校は191日しかないのに、私が働かかないといけない日数は、224日。

一年間に33日、本気でやりくりしないといけません魂が抜ける

 

 

夏休みが一番しんどい

夏休みが一番しんどいんですよ。

なんでって?夏休みが始まって最初の三週間は、学童も夏休み。

預かってくれるところがありません。

 

もちろん、有料で預かってくれる「夏休み企画~」とか「夏休み体験会」とかはあります。だけど無茶苦茶高いんですよ。例えば、うちの近くゴルフ場に併設になっているゴルフクラブのジュニアの子供の部門が、月曜から木曜日の間一週間195€で朝8時から15時まで(お昼ご飯代込み)というのがあります。4日間で195ユーロ(約三万円)というのはこちらの相場ではかなり安いものなのですが、そのほかにゴルフクラブの貸出代とか追加されてきますので実際には4万円ぐらいかかります。子供が二人いたら…4日間で8万です。なかなかビックな出費です。仕事するために…

 

それでも、「仕事をする」ためにガンガンお金を出している親は周りにたくさんいます。なぜって?一昔だったら、あてにしている学校の休み時の戦力「じーじ、ばーば」が現役でまだは足りてて休みがないとか、じーじ、ばーばは老後を楽しんでて、孫を面倒見るくらいならお金出すから子供預けちゃってよという、「モダン」が祖父母が最近多いんですよ。だから、うちみたいにひとり親じゃなくったて四苦八苦している保護者は結構います。

 

我が家は、子供の習い事の関係で4週間ほど合宿なのですが、下の息子は「友達と遊ぶ」ぐらいなら自分でスケート靴を結べるのですが、練習する(ジャンプをたくさんする)レベルで「しっかりスケート靴のひもを結ぶ」がまだできないので、子供をスケートリンクに送ったら、さっさとテレワークに戻る…ができません。

 

多分、来年は大丈夫だと思うんですよ。

でも、今はまだできません。しんどい…

 

 

教育関係者やこどもに関する省庁の人の「理想の空論」と切実なる現実

ドイツで、よく言われることは「一年間に2週間は親と子がしっかり休みを取る必要がある。それは子供の成長(心、体、情緒)に必要なものであり、そして家庭という社会の安定化に必要なことである」と、そして、子供と一緒に「やすみをとるべきだ」みたいなことを宣うのですよ。

 

でも、現実はそんなことできるひとは一握りだと思いますよ?

だってね、ドイツではまず第一に、学校が半日制。「必要な」授業しかしません。感覚的には日本の予備校や塾に通っている感じが「学校教育」です。しつけは親の問題だし、子供が学校の授業についていけなかったら、親の責任。そうかといえば、日本の学習塾のようなクオリティを教師が提供しているかといえば、全然そんなことはなく。教師はすぐ休む(病欠を使う)、テストをしてもなかなか帰ってこない、学校の体育の授業とか(今日はほかのクラスの先生が病欠で休んでるからそっちの授業に代打で出ないといけないから体育はなし、体育に参加の生徒は自習)時々じだじゃくて、週に一回ぐらいあります。

 

日本よりも9日から19日も授業日が少なく、ついでに言えば、半日しかやっていない授業なのに!です。

 

ってわけで、子供が休みの時には、家族と休暇を楽しむ…どころか、はっきり言って

親は休暇や週末の休みを使って「教育(ほぼ業務)」をしないといけません。ただでえ、有給と学校の休みの数がかみ合わないのにです。

 

ついでに言うとですね、Aufsichtpflight(保護者としての責任)という法的に力のある義務が保護者としての義務に付随してあり、子供が一番最低でも10歳になるまでは子供を家において会社に出勤するとかでできないんですよ。※

 

※正確にいうと「保護者としての責任」という点では、子供が14歳になったあとは、このAufsichpflichtってやつはなくなるのですが、それまでは、6歳までは子供を一人置いて親が買い物に行ったり外に行ってはいけないとか、7歳から10歳までは、一時間から2時間ぐらいは一人でいてもいいけど、それ以上は保護者の責任を放棄しているとかみなされるとか、14歳未満の年長の子供に下の兄弟を任せて、買い物に行ったり、どこか別の場所にはいってはいけないとか…いろいろあるんです。 ちなみに、10才以上の子供は、子供の成長の程度によっては、数時間一人で行動しても大丈夫…みたいなことになっている。

 

アフォじゃね?っておもいます。

理想の空論もいい所です。

これだけ、保護者を責任だ、義務だ、守らなかったら法的に罰せられるとか、子供を取り上げるとかうんちゃらかんちゃらいう癖にですよ、

一般保護者の有給の日数と、子供の学校の休暇の日数が合わなくてですよ?

学童とか子供を預ける機関が締まっててですよ

教育長や学校で、子供はこれだけの学力がないと困るという癖に、ちゃんと教えてなくてですよ?

 

さらに、2週間子供とちゃんと「休暇をとれ」って何?

 

ま、多分学童が3週間とか休み名乗ってね、学童が休みの時に保護者も休みを取れという意味無言の圧っていうかそういうパワハラ真っ青な話安打と思う恩ですけどね、…入シーズンのしかも、一番値段が高いときに誰しも休暇をとれるとは限らないんだよ!。

 

めっちゃ理不尽!

そんなに言うんだったら、子供手当のほかに、国が特別予算作って子供のいる保護者に一年に追加で10日営業日の「子供と過ごす休み(国から支給の特別有給」みたいなのをだして、給料も補償しろ!

 

かーーーー、腹が立つ。

憂鬱を超えて腹が立つーーー

 

 

じたばたしても夏休みは始まる

ってわけで、腹を立ててるんですけどね…

 

学校からさらに腹が立つ連絡が来ましたよ。

 

息子の小学校、明日の終業式9時30分で学校終わり。ちょっと前まではちゃんと4限の11時15分まで授業あったのに。

 

娘の学校。明日の終業式10時で学校終わり。ちょっと前まで5限終了の12時まで授業あったのに

 

 

喧嘩売ってんのかーーーームキー

 

そして、じたばたしても夏休みは始まる。

 

 

…つらい…