この言い方はとても好きではないのですが、子供を持つ親ならば、何度も思うであろうお話。

 

「習い事を辞めるタイミング」

「習い事を卒業する」

 

これって、なかなか大きな分岐点ですよね。

子供だけじゃなくって、その子供を見守る保護者の心の中でも…

 

 

 寂しいメッセージの到来

今日、子供たちの通うフィギュアスケートクラブの選手コースの保護者のWhatsAppのグループメッセージに特に娘と仲のいいお嬢さんのお母さんから

 

『うちの子は、フィギュアスケートを辞めて、ダンスと勉強に取り組むことに決めました。練習も先週をもって最後になりました。お別れするのはとても寂しいのですが、娘の新しい出発の決意を応援していただけると嬉しいです。今までありがとうございました』

 

とみんなにメッセージを送ってました。

 

このお嬢さんとうちの娘とても仲が良くて、初めて会ったのは6年前。すごく仲良くなったのは2年前。

娘の2つ上の年齢で同じカテゴリーで滑走。思春期であるという事と、昨年シーズン中にジャンプでこけて、腕にひびが入ってしまったという事があってから、ジャンプが怖くなってしまって成績が出せなくなってしまったこともあって、フィギュアスケートを続けるかを2月ぐらいからすごく悩んでました。

 

このお嬢さんのお母さんは元フィギュアスケート選手で、でも、フィギュアを辞めた後すごい苦労して社会人になった経験があるので、その経験を口酸っぱくしてお嬢さんに伝えていたので、勉強も頑張って、スケートも頑張っての、本当に頑張り屋さんなお嬢さんでした。

 

そして、そのお嬢さんがすごい、ずーっと悩んで悩んで悩み通して結果として、勉強をしっかりしながら、モダンダンスの道に進むことにしたそうです。お母さんとしては、「競技スポーツとしてではなくて趣味でフィギュアスケートを続けてほしかったな…シングルじゃなくて、シンクロでもいいから」とちょっと思っていたそうですが、本人の意思がとても強かったので、フィギュアスケートから卒業となったそうです。

 

競技スポーツとしてやっていた習い事は趣味にはならないのか

そちらのお嬢さんは、「競技スポーツを辞めたらやっていたスポーツを卒業」という意思がものすごく強くってというメッセージを頂いたときに、ふと…競技スポーツでしていた習い事は、趣味にはならないのか…という事が頭に浮かびました。

 

ただ、自分の経験から言うと、競技スポーツでやっていた種目を「趣味」にすることができるかというと、それはなかなか踏ん切りがつかないかな…という気持ちもあります。ぶっちゃけ、自分が20代だったころは、絶対に無理と答えていたと思うし、今にだって…できないよなぁ~。と、思います。

 

っていうのも、自分が「一番うまかった」時の思い出や感覚が残っているのに、体は動かない。

結構切ない気持ちになるじゃないですか。

 

でも、かといって、生涯スポーツとして長く続けられるように、頑張りすぎない程度で習い事をさせるという事は、それはそれで、子供のモチベーションをキープさせるのは…きっと競技スポーツを長くさせるより難しいのではないかと思います。

 

 

競技スポーツでしていたことを、生涯スポーツにする心の強さ

個人的に、私は伊藤みどりさんのトリプルアクセルがめちゃめちゃかっこいいニコニコと思っていた世代なので、今も伊藤みどりさんをインスタとかいろいろなところで追っているのですが…伊藤みどりさんが、今もスケートをしている姿を見て、競技スポーツを生涯スポーツに進化させる心の強さが圧巻っと思っちゃうんですよね。

 

ぶっちゃけ、10年前のISU大人の大会もすごかったんですけどね…

 

 

今年もすごいよなぁ…と思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、この方は別次元なんですけどね… ⇩

(あらうんど60でダブルアクセル・トリプルサルコーとかヤバいから)

 

競技スポーツで、すごい上の部分を知ってて、年をとっても、体形が変わってしまっても、続ける、ずっと好きでいるってすごく心の強さがいることだと思し、お金も時間も、体力も必要で。ぜーんぶをバランスよく保っていかないと無理。

 

競技スポーツを「卒業」することが心が弱いという事ではないんですけどね、それって、成長の過程で、そこを経験したから別の素晴らしい道が開いていくことはたくさんあります。それを、卒業するにしても、続けるにしても、保護者はどう子供に寄り添っていくのか…なかなか難しいですよねぇ。

 

私は目下、明日林間学校から帰ってくる娘に、お友達が「卒業を選択したこと」を伝えた後に、どういう風にしてあげるのかベストなのかなぁ…と、伊藤みどりさんの歴代の大人スケート大会のビデオを見ながら、考え込んでます。

 

すみません、取り留めもなくて・・・

なんかものすごく…ものすごく…娘に伝えるのがつらいなぁって。

先週とか、そのお友達に金曜日からまた会えるかなって楽しみにしてたのを知っているので、親の私が、めっちゃ落ち込みそう。

 

ふぅうう。

親って…本当難しい役割です。