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日常的に気になっていること、興味を持ったこと、旬の話題などについて、
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サッカーの成熟度

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今日は2010年のJリーグの最終戦が行われました。
前はマメにひいきのマリノスの観戦に行っていたのですが、
最近ほとんど行っていなかったということで、
一人でフラッと日産スタジアムまで行きました。


試合内容は0-2で大宮の対戦相手の大宮の勝利。
ホーム最終戦を飾ることはできませんでした。


まぁ、今日の試合に関しては、横浜サポーターは試合の結果云々ではなく、
試合前から別の理由で殺気立っていたような気がします。


その理由は数日前に発表された主力選手数人への突然の戦力外通告。
かなりショックな出来事です。


しかもその中にマリノスの象徴的な選手である松田選手がいたことに、
マリノスサポーターはピキっときたわけです。。


通告された選手はMF山瀬、DF松田、FW坂田、MF河合、清水、DF浦田の6名。
松田選手以外もここ数年マリノスを支え、ファンに愛される選手たち。


今日の試合後の木村監督、球団社長の挨拶時にもファンからは
大きなブーイングが起こりました。


この一連の騒動を見ていて思ったこと。
Jリーグのほかのチームにも当てはまることがあると思いますが、
基本的にサポーターと経営陣の間に距離があること。


ある程度の距離は基本的に仕方の無いことだとは思います。
なんだかんだいってもビジネスと考えれば仕方ない部分がありますからね。


しかし、Jリーグの理念の一つが地域密着。
創立から何年かして、球団名から企業名をなくし、
その理念を追求していく方向性であったにも関わらず、
今回のようにサポータへの説明なしに解雇するなどがままあり、
まだまだ理想にはほど遠い感じがします。


確かに不況等の影響で、各チーム軒並み経営が悪化している状態で、
チームを運営しつつ、強化していくのは難しいことだとは思います。


ただ、大きな収入源に観戦料があることを考えると、
あまりサポーターを無視した行動をとると、
結果的にサポーターが離れ、余計に経営が悪化することもあると思います。


今回のマリノスの件を考えた際に、球団はサポーターに
きちんとした説明をするべきであったと思います。


説明なしに、これまで活躍してきた選手を解雇となれば反発は必死です。
選手たちはもちろんプロですから、
入団したら一生安泰などとは思っていないわけで、
結果を出せなければ解雇も覚悟してプレーしています。
サポーターもそのことに関しては理解していると思います。


ですが、今回のマリノスに関して言うと、
サポーターは今回解雇された何人かの選手は
今シーズンも活躍していたという認識がある分、
納得できずに反発したのではないでしょうか。


確かにここ数年マリノスは中位に低迷し、
中々良い結果を出せずにいました。
しかし、その責任を今回の解雇に押し付けている印象があります。


というのも、ここ数年マリノスが獲得した即戦力になるべき外国人選手は、
スタメンも取れずに1年でチームを去る状況が続き、
他チームに出している若手の選手がJ2で得点王になっていたりすることから、
強化方針にあやふやな部分があり、
サポーターもその点は毎年がっかりさせられてきたわけです。


しかも若返りを図りたいといっておきながら、
大黒選手のようなベテランに差し掛かる選手に興味を持っていたりと、
サポーターからしたら、何がなにやらといった感じになっています。


これは個人的な考えですが、サッカーチームを運営している会社の
成熟度が足りないのだと思います。


野球の球団経営者に近い感覚なのかな。


野球の場合も、もちろん各球団に大勢のファンはいますし、
そのファンの影響が無いことは無いのですが、
基本的に球団経営会社主体でチームの強化やトレード、
解雇が行われている印象がありますし、
ファンもある程度そうしたシステムに慣れている気がします。


Jリーグも初めのころならそういったシステムが通用していたかも知れませんが、
ワールドカップや、ヨーロッパのサッカーが身近になってきた最近では、
サポーターもサッカーを見る眼が肥えてきて、
これまでのシステムは通用しなくなりつつあります。


おそらく、球団側はビジネス優先で考えたときに、
そういったサポーターの立場を忘れてしまうことがあるのでしょうね。


今後日本のサッカーがもっと強くなるために、
選手やサポーターの成熟度だけでなく、
各球団経営陣や協会の成熟度が上がることが
絶対に必要になるのだと感じました。


ま、もちろんマリノスの経営陣側にも色々と言い分があるんでしょうけどね。
それも言わなきゃサポーターは疑心暗鬼になりますよ、ということです。


以上
長々とサッカーについてでした。

吹き出した先には・・・

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先にお話したT君。
彼にはいまだに仲間内で語り継がれる伝説があります。


当時バイトにMさんという女の子がいました。
彼女もT君同様少し変わった人でした。


見た目で言うとサッカー元アルゼンチン代表のオルテガにそっくり。
念のためオルテガは男でMさんは女です・・・(画像の人です)


そんな彼女、ちょっと妄想癖があり、
自分に少しでも優しい言葉をかけてくれる男は、
みんな自分の事が好きに違いないと思い込んでしまうところがありました。


実際自分もその妄想被害にあったことがあります。


また、あるバンドの追っかけをしていて、
上記のような妄想が暴走した結果、
2ちゃんで叩かれるという嘘のような話もありました。


そのちょっと痛いMさんとT君2人によるお話しです。


ある日T君、Mさん、もうひとりH君の3人で休憩所にいた時のこと。
テーブルを囲んで3人で座り、T君はH君と談笑をしていました。
H君の話した面白い一言に、T君が飲んでいたウーロン茶を
思わず吹き出してしまいました。
しかもMさんに向かって・・・


T君の口から勢いよく飛び出したウーロン茶はMさんの顔、
ワンピースに掛かったそうです。


前回書いたとおり、やや気持ち悪い系のT君。
そんな彼の口から吹き出されたウーロン茶。
しかも顔に掛かる。


まぁ、他のバイト仲間なら、相手がT君といえど、
それほど問題視されるようなことはなかったのですが、
相手はMさん、相手が悪かった。


はい、完全に切れました。


その場で烈火のごとく怒り、
T君を激しく罵倒したそうです。


人の良いT君は一応自分が悪いと感じていたらしく、
おとなしく罵倒に耐えていました。


結局、ウーロン茶の掛かった洋服をクリーニングに出すということになり、
T君は5,000円も請求されました。


はっきり言ってウーロン茶。
トマトジュースでも、ワインでもましてや醤油でもないわけです。
ちゃんと洗えば染みにもなりません。


しかも5,000円はありえない・・・
普通のワンピースなのに・・・
Mさんの言い分としては、お気に入りの大切なワンピースだったそうです。


人の良いT君は泣く泣く5,000円を支払いました。


H君から聞いた他のバイト仲間の意見としては、
完全に顔面に飛んだ分の慰謝料だな、ということでした。


さすがにT君に対して同情が集まり、
Mさんには批判的な意見が集まりました。


最終的にT君をどうにか慰めようと言うことになり、
皆で言いました。


「T君、安い風俗に行って、はずれの女に顔謝したと思いなよ」


T君は「確かに」と何故か妙に納得していました。
いきなり下品な話になってすいません。


これがバイト仲間で語り継がれる「T君顔謝事件」でした。

パンが好きな男

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昔、書店でアルバイトをしていたとき、
バイト仲間にT君という男の子がいた。
男の子といっても同い年。
見た目で言えば彼のほうがはるかに年上に見えるだろう。


このT君、まあぶっちゃけ女の子にはモテない。
すでにお腹はふっくらと贅肉が付き始め、
瓜実型の大きめの顔には筆で書いたような立派な眉毛が
これでもかとその存在を主張し、
まじめに話しているのにやや垂れ気味の眼が、
何故か陰鬱なエロさを醸し出してしまう


ファッションに関しても似たような状況で、
どこのブランドかわからない子供靴のような
メタルのラインの入った運動靴、
悪い意味でただ色あせたジーンズ、
極めつけは何かの景品でもらったらしい、
ペレの顔面どアップの写真がプリントされたサイズ大き目のTシャツ。


まさに絵に描いたなんとやらである。


しかしこのT君。
別に女の子にモテないだけで、
嫌われているわけではない。


まじめに働くし、たまに意味がよくわからないことを言うが、
基本的には善人である。


そのT君の好物はパン。


皆で休憩時にご飯を食べた後、
よく一人でパンを買って食べていた。


結構腹いっぱい食べた後なのに、
「まだお腹がすいているのか?」
と聞くと、
T君は「これはデザートだよ」
といいながらパンをモグモグうまそうに頬張っている。


別にパンの種類は問わないらしい。
あるときはジャムパン、あるときはコロッケパン。
菓子パンだろうが惣菜パンだろうがなんでもござれだ。


きっと彼なりの哲学や何かがあるのだろう。
今日はラーメンを食べたからサッパリとしたキュウリのサンドウィッチにしようとか、
今日はパスタを食べたからお洒落にクロワッサンにしようとか。
しかしそんなT君の哲学的なものには誰一人興味を持つものはいなかった。


そんなパンの国の王子様のパン好きは徐々にバイト中に広まり、
「きっとパンくずを落としながら歩いたらT君が後からついてくるよ」
とか、
「T君にとって究極のパンは、
パンをパンで挟んだパンドウィッチかパンバーガーだな」
などと言われ、からかわれていた。


その後T君はアルバイトを辞め、
別の書店の社員になったらしい。


いまでもT君は食後のデザートにパンを食べているのだろうか。
書店に行くとたまに、そんなどうでもいいことが気になる。
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