​こんにちは、とらねこです


仙台もすっかり桜の季節が終わり
新緑が美しく眩しいです
いつもしまうタイミングが
いまいちよく掴めない
石油ファンヒーターが
邪魔な日もあれば
あってホッとする日もあり
いつしまうのか?
やっぱり今年も分からないまま
残った灯油をチュルチュル
吸い上げることになりそうです
大阪ではそんなことなかったのになちょっと不満




今日のブログタイトルは
桜木紫乃さんの小説と同じです
「それを愛とは呼ばず」
これは誰かが「これは愛だ」
と思っていることを
否定している言葉
恋愛、親子、師弟…?
色んなシチュエーションが
思い浮かびますが
これは他者から見たものを
表現していますよね
その渦中にいる人には
理解しえないもの

そんな気がします



さて
「なぜこのタイトルを選んだのか?」
なんですけど
単純に「読んだから」なんです
(↑読者感想かい)



2回目を



実はこの作品
図書館の小説ハードカバーエリアを
ふらふらしていて
ふと気になって手に取った本で
わたしの初・桜木紫乃作品
なんです



読みやすく情景が浮かぶ文章
するすると小説の世界に
引き込まれました
さくさくと読み進めていき
最後の1ページになって
タイトルの言葉が出てきました
これがかなりの衝撃でした



ここでタイトルコールなんか⁉️
全部回収してったでこれ…不安





そこから
桜木紫乃さんの作品を
読み漁りました
たぶんほぼ全ての作品を
読んだと思います

ちょっと湿った空気感と
的確な描写とで
その世界にどっぷりと浸れました
せつなく悲しい作品を読んだ時は
病院の順番待ちの駐車場で
はらはらと泣きました

(↑怖いねん)



で!
一番最初に読んだ当作を
また読んでみたいと思ったのは
結末がどうだったか
よく思い出せなかったから

だったんです
あまりに強烈な
「それを愛とは呼ばないんですよ」
という言葉だけが残っていて
あれ?どんな結末だったかなと
思い出せなくて指差し



改めて読んでみると
ええっ?こんな結末だったっけ?!
とびっくりしてしまいました
(↑読んだんちゃうんかい)
それほど意外な結末でした
2回目も衝撃を受けるとは
思いもよらず不安





「それを愛とは呼ばず」
秀逸なタイトルだなぁと
改めて感心しました
わたしもブログを書いていて
タイトルをつけるんですが
たいてい書き終えてから
全体を見渡して
パッと印象を受ける言葉を
選ぶことが多いです
でも今回は読者感想なので(←あれ?)
本のタイトルそのままに
思ったことを書いています



最初にこの言葉は
「その渦中にいる人には
理解しえないもの」と書きましたが
その渦中から離れると
理解できることもあるんですよね



今のわたしには
とある渦中から離れて
「あれは愛ではなかった」
わかったことがありました
愛だと思っていたものは
「依存」でした
難しいものですね




愛ってなんなんだろう…真顔




家族に対する愛だって
見方を変えれば依存なのかも?
それなら愛なんて
全部幻想なのかも…
などと思えてきました不安



小説の主人公は
愛ゆえに殺人を犯してしまいましたが
まさかそんな極端な行動でなくとも
わたしにとっての「愛」とは…?真顔



人生もそろそろ後半戦ですが
それでもまだ
分からないことが色々あるものです
小説みたいに最後の最後には
分かるのでしょうか?
できたらそんなに最後ではなく
もうちょい早めに分かりたいですね



さてGWの後半は
家族で一泊旅館に泊まってきます
大学4年生になった息子は
無事、第一希望の会社に
内定をいただきました
来年春には家を出ることに
なる?かもです
家からみんなで出かける
家族旅行はもしかしたら
これが最後になるかもですね

息子が家から独立する時は
…きっと泣いてしまうな悲しい



これは「愛」と呼んでもいいですか…?



西公園のさくらまつりにて