8/14(土)は千葉・市原市民会館で行われた「Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME- ~ PART Ⅰ Start It Up, ~」夜の部に行ってきました。

ネタバレ含む感想をさらっと書いていきたいと思います。
うろ覚えの記憶を掘り起こしてるため間違いが多いかもしれません><




間を開けます


























Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME -
~ PART Ⅰ Start It Up, ~
市原公演 夜の部

・出演者(敬称略)
Wake Up, Girls!
吉岡茉祐、永野愛理、田中美海、青山吉能、山下七海、奥野香耶、高木美佑

・セットリスト

1.SHIFT
2.恋?で愛?で暴君です!
3.地下鉄ラビリンス
4.君とプログレス
5.ジェラ
6.Nonstop diamond hope~Miyu ver.~

7.キャラソンメドレーseries3
・プライド
・ぽんとPUSH!もっとSMILE!
・ユメ、まっすぐ。
・ドラマチックを君と
・Dice of Life!
・Party!Party!
・シャリラ!

8.セブンティーン・クライシス
9.ゆき模様 恋のもよう
10.タチアガレ!
11.HIGAWARI PRINCESS<PRINCESS Miyu ver.>
12.極上スマイル
13.Polaris

アンコール
14.One In A Billion -Wake Up, Girls!ver.-
15.僕らのフロンティア
16.7Senses




開演前の影ナレはまさかのあの山寺宏一さん!
アニメWUGの舞台の宮城県出身という事でオファーされたようです。
あいちゃんが東北学院大学出身という事もさらっと明かされました。
完全に予想外で驚きました。

 


いよいよ開幕──
メンバー各色のポップな新衣装に身を包み登場するWUGちゃん。
ツアーの開幕を飾る曲は「SHIFT」!初めて聴いたときからライブ映えすると思いましたがやっぱり楽しかった!
椅子を使ったダンスもユニークでしたし、間奏で客席に降りてきたのもびっくり。
一曲目からガンガン攻めてきました。

 


WUGちゃんたちが自身の衣装をおもむろに脱ぎ出すと、その下からは現れたのは新たな黒の衣装が!
これも驚きの演出でしたね。
「恋?で愛?で暴君です!」では心なしかクラップがいつもより大きく聞こえました。
「find the exit!」とポップに盛り上がる「地下鉄ラビリンス」へと続き、始めはノリのいい3曲で固めてきました。

お次はI-1曲パート。
本家I-1を彷彿とさせる洗練された魅力を感じました。
「君とプログレス」をしっとりと情感たっぷりに歌い上げ、「ジェラ」をアダルティに踊りこなすその姿には、こういう方向性の表現も難なくこなせるまで成長したんだなとしみじみしました。

もともと未夕とみゅーちゃんは共通点が多いと思ってましたが、今回の「Nonstop diamond hope~Miyu ver.~」でより強く実感しました。
今回のみゅーちゃんは5割増しぐらいで輝いてたように見えました。
かなり後方の席からでもわかる笑顔が心に残ってます。

キャラソンSeries3は披露された回数が少なく自分もほぼ初見でした。

 

「シャリラ!」「ぽんとPUSH!もっとSMILE!」はコールが完成すればさらに盛り上がるなーという印象でした。タオル回し楽しい^^
「ユメ、まっすぐ。」「Dice of Life!」ではまゆしぃとよっぴーが客席から登場し、またも驚かせてくれました。
よっぴーのラストの熱唱はマジで熱かったです!

この日1,2を争う盛り上がりを見せた「セブンティーン・クライシス」の熱気も自分は初体験のものでした。
2ndライブのBDでしか見たことがなかったので、その変わりざまに驚きました。
ななみんの投げキッス両手で破壊力倍!!
「セブンティーン・クライシス↑♪」と語尾上げるみゅーちゃんカワイイ。

 


その後スクリーンが降りてきて、ドラマリーディング(朗読)パートに。
内容はWUG新章の“タチアガレ荘”命名までのショートストーリーでした。
アニメとの繋がりを示すのと同時に、7人が「これだけできるようになったんだぞ」今の実力を示しているようにも感じました。
家電に名前を付けるくだりを聴いて、なにつくで炊飯器先生に話しかけるまゆしぃが思い浮かんだのは自分だけではないでしょう。

WUGちゃんが捌けると、スクリーンには今年のソロイベントの時に撮影したと思われる各メンバー×東北の映像が流れました。
BGM東日本大震災復興支援チャリティーソング「花は咲く」のインストゥルメンタルでしょうか。
その映像にのせられた運営からのメッセージは多くのワグナーの胸を打ったことでしょう。
Wake Up Girls!というユニットとプロジェクトが導き共に歩み芽生えさせてくれた東北への想い。
それはユニット解散後もみんなの心に残り続ける。

──というようなことが書かれていたと記憶してます。
さらに言ってしまえば、プロジェクトが終わった先もその気持ちは間違いなく残り続ける!と叫びたいです。


そうしてややしんみりとした空気の中始まった「ゆき模様 恋のもよう」。
着ているのはバスツアーで披露された5周年衣装。
はぁーエモ。
「無垢でいるため研ぎ澄まされて」のななみん・かやたんの歌声がウィスパー気味で透明感溢れてて浄化されました。


今回やはり強く胸を打ったのは、ひとりひとりが輝いていて今まで観た中で一番力強い「タチアガレ!」でした。
「この先に未来がある
 だから今 旅立つんだ」
と言葉を聴いたときがこの日の大泣きポイントその1でした。
これからの独り立ちに向けての覚悟を感じました。
飛躍への一歩を確かに踏み出したのでしょう。


「HIGAWARI PRINCESS<PRINCESS Miyu ver.>」。こちらもばーちーの天使みゅーちゃんのオンステージ。
初めて参加できたツアーが3rd幕張公演だったので、プリンセスみゅーちゃんの思い出がよみがえってきました。
今回の舞台は10段の階段を挟み高低二つのステージに分かれています。

この曲だけではありませんが、高低差を使った3次元に広がるフォーメーションのパターンを増やしてより“魅せる”ライブになっていたと思います。
中でも印象に残ったのがこの曲の「すごいよプリンセス」の前、それぞれの段に立ち、左右に広がるところ。
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あれを階段上でやるなんてほんとすごいよ!
かやたん→ななみんのステッキの受け渡しが上手くいかずアワアワしてたとこがかわいかったです。

ボルテージを最高まで上げた「極上スマイル」の次は本編ラストの曲「Polaris」。
今年聴いたばかりとは思えないくらいに心に刻み込まれているこの曲。
やはり泣きながら聴いていました。
7人が内側を向いた円陣を組むところが大泣きポイントその2だったのですが、それはまた後述。



「Wake Up, Girls! Wake Up, Girls!」の長いアンコールの声に応え再登場したWUGちゃん。

 

「One In A Billion -Wake Up, Girls!ver.-」「僕らのフロンティア」を披露した後のMCでは、家族や友人を呼んだみゅーちゃんが身近な人を幸せにできたんじゃないかと言っていたこと、「悲しい気持ちより楽しい気持ちが上回ったでしょ?」とよっぴーが聞いてくれたことが印象に残ってます。
あとは家族ネタやよっぴーいじりネタを見て「やっぱり面白いし落ち着くなぁ……」とほっこりしてました。

MC終わりにスクリーンに突如流れる映像。
I-1club総括の白木さんの口から発せられたのは衝撃の内容でした。
「Wake Up, Girls! アニメロサマーライブ2018出演決定!!!!」
これはメンバーも知らなかったサプライズのようで、まゆしぃが腰を抜かし、よっぴーは号泣してました。
心からおめでとうの言葉を叫んでました。嬉しい。おめでとう。
全力でSSAの地に足跡を残してほしいです。

そしてラストの曲は「7Senses」。
先の発表を受けてかWUGちゃんもワグナーもなんだか吹っ切れてテンションが上がってるように感じました。
「もしも誰か一人が暴走しても」でよっぴーが流行りのUSAダンスをして、あいちゃんがのっかって、笑って歌がグダグダになるというのがもう自由過ぎて笑っちゃいました。
WUGちゃんみんなの晴れ晴れとした笑顔は忘れられません。







まとめ。

「少女交響曲」「7 Girls War」「Beyond the Bottom」などの、いわゆるお馴染みの曲が入らない意外なセトリでした。
それなのに「今回BtBなくて残念だったなー」というような気持ちは少しもありませんでした。
諸々の演出に加え、WUGちゃんの確かなパフォーマンス力がこれだけの満足感をくれたのでしょう。


今回のライブではWUGちゃんたちを取り巻く「暖かさ」を強く感じました。
それは彼女たち自身の優しさや暖かさに触れていくうちに周囲が感化されてるものかもしれませんが。

ステージ上でのびのびとパフォーマンスをするWUGちゃんとそれを微笑ましく見守るワグナー。
SHIFTではアドリブ(?)でお客さんとのやり取りを挟んでましたね。
冒頭の山寺さんのナレーションや途中の東北の映像はすごく胸を打つ内容でした。

マナーやレギュレーションでも驚かされました。
下手すれば接触しようとする人も出てくるのかもしれないのに、客席に降りてきて手を伸ばせば届く距離まで近づいてきて歌うWUGちゃん。
ツアーの特設ページの【会場内でのお願い】は「他のお客様へのご迷惑になる行為や、公演の進行に支障を来すような行為はご遠慮ください。」の一文のみ。
入場時の持ち物検査は無し。
業界全体の取り締まりが厳しくなっている昨今、逆に緩和されるなんてありますか?

WUGちゃんや運営の人は「ワグナーならツアーを台無しにはしない」と信頼して委ねてくれているのでしょう。
その信頼を裏切ってはいけないと改めて思いました。
ライブの最後の仕上げも“思いやり”なのかもしれません。
一体となって最高のライブを作り上げていきたいです。
 



さて、今回のライブで気づいた自分の気持ちがあります。
それは「WUG7人だけの世界」が大好きだということです。
Polarisの間奏で7人が輪になり踊るところ。
OIABで、はないちもんめのように向き合って歩み寄るところ。
アニサマ出場決定を円陣を組んで喜ぶところ。
この7人で完結している世界。


7人の楽しそうな笑顔を目で見て、
遠慮なく言い合う声を耳で聞いて、
共有してきた時間や確かな繋がりを心で感じて──
いつの間にか幸せな気持ちになってる自分がいます。

 

正直言うと、7人だけのその空間が尊くて、触れてはいけないのかもと怖くなります。
それを「一緒に楽しもう、一緒に歩いていこう」と手を差し伸べ、声をかけてくれるのだからこれほど嬉しいことはありません。



この7人がWUGで良かった。
この7人に出会えて良かった。
心からそう思えたイベントでした。



初日から大きな感動を生み出したこのツアー「HOME」。この先どれほどのモノになるのか予想もつきません。
断言できるのは、公演を見終わって不幸になったという人はいないであろうことです。

残りの時間、命を燃やす覚悟で走り抜けます。



がんばっぺ!!!!!!!