DMI
「DMI」は、「Directional Movement Index」の略で、日本語では「方向性指数」と呼ばれるトレンドの方向と大きさを見る、W・ワイルダー作のテクニカル指標です。
3本の折れ線が描画されるだけのシンプルなチャートですが、売買のポイントとなるシグナルがはっきりと出て、また、「売り」や「買い」のサインが、どのくらい強いものなのかを見ることもできます。
チャートには
(価格の上昇力を表す) +DI
(価格の下落力を表す) -DI
(トレンドの強さを表す) ADX
の3本の折れ線が描かれ、折れ線の位置関係から売買のタイミングを探ります。
売買ポイントは、「+DIと-DIがクロスしたとき」と言われています。
+DIが-DIより数値が大きい場合は上昇トレンドにあると考えます。
逆に-DIの方が大きい場合は下降トレンドにあると考えます。
つまり上昇と下降のトレンドが変わるとき、「+DIと-DIがクロスしたとき」を売買ポイントとみなすわけです。
+DIが下から上昇し、下降してきた-DIを抜いた点で「買い」
-DIが下から上昇し、下降してきた+DIを抜いた点で「売り」
ADXは、トレンドの強さをみるものです。
グラフが上昇しているときはトレンドが続いていることを意味し、下がってきているときは持ち合いになっていることを意味します。
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