「がんばろう阪神2011」-4-「絆」 | サムディのブログ

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野球にはアツく、音楽には穏やかに、韓流にはやさしく、徒然なるままに書いています。


なんだろう、このむなしさは。

夜のスポ-ツニュ-スも観る気がしません。

虎党のブロガ-さんの記事を観て回るのが楽しみな日課でしたが、殆どの方が「冬支度」、できるだけ野球の話題を触らないような記事が並ぶのが、尚更にせつない。-----

本当ならば、今回のヤクルト3連戦は大一番にスタンドが沸くハズでした。

前回のヤクルト3連戦に3タテされて以降の大失速により、もはやモチベ-ションも大幅に低下し、相手に食らう「ワンパンチ」に戦意喪失し、跳ね返せない試合が続いています。

調子の良し悪し、巡り合わせとかいう以前に今のチ-ムで最も足りないものはチ-ムの「絆」だと思います。

先日、シモさんこと下柳投手が戦力外通知を受け、ファームでの最終登板には鳴尾浜球場も賑わったようです。

自分が最も印象に残り、大切にたしたいと思った写真は下記の写真です。


サムディのブログ-矢野さんの眼差し
<シモさんの引退試合>




昨年、惜しまれながら引退した矢野さんがネット裏で「優しい眼差し」で下柳の最後のマウンドを見届けています。





昨年の今頃。

ファーム最終戦に矢野さんは8回に代打で出場し、ヒットを放ち、これをきっかけに決勝点を奪い、9回に登場した下柳とバッテリ-を組み、見事な勝利により、ファームの優勝も決まった。


サムディのブログ-矢野さん引退試合-1
<昨年のファ-ム最終戦の試合後>

   ↓

そして、いよいよ1軍での甲子園最終ゲ-ムに矢野さんの引退セレモニ-になる記念の試合で、9回を迎え2点リ-ドで球児がマウンドへ、矢野さんは2死を取ってから最後の1人にマスクを被るという舞台設定をしていたのだろう。

マウンドの球児は2点リ-ドとセーフティ-リ-ドのはずが矢野への気遣いからか、特別な空気感の中、力んだのか、2連続四球で村田を迎えた。

下記の写真はその時のものです。


サムディのブログ-悪夢の逆転負け
<昨年の甲子園最終ゲ-ム>

(この後、まさかの-------。)

この後の展開は虎党の皆さんならば、よく覚えているかと思いますが、悪夢の逆転3ランを打たれて敗戦し、矢野さんの試合での出番もなくなったばかりか、この逃した「1つの勝ち」の差によって中日に優勝もさらわれた。

思い返すと、9回頭から球児と一緒に矢野さんがバッテリ-で登場したら、最高に盛り上がっただろうし、悪夢の逆転負けもV逸もなかったのではないだろうか?

と、ふと思います。


最近の負けも、ベンチの作戦、選手起用が後手を踏み、折角逆転しても、その少ないリ-ドを守ろうとするばかりに個々に必要以上のプレッシャ-をかけているようにも見えます。

その結果、相手にワンパンチで逆転されると、全てが終わったように意気消沈し、跳ね返すことができない試合が多いです。

優勝しようとするチ-ムはそこから「二枚腰」で、もう一度追い付くとか逆転し、次の試合にも繋がります。

そういったチ-ム一丸の試合運びは、選手だけの問題ではなくて、ベンチワ-クや選手と首脳陣との信頼関係も含めた「絆」にあるように思います。

優勝した年の戦いぶりは数々のミラクルがありました。

そこには、いつも矢野さんが扇の要としてチ-ムを引っ張っていました。

矢野さんや、赤星さんの試合解説を聞くと、野球に対して、チ-ムに対しての「想い」を感じます。

矢野さんがベンチにいるだけでも、多くの選手が助けられ、救われたことが沢山あったのだろうとも感じます。

試合をつぶさに観ているファンにとっては、ベンチワ-クに対しての問題点は昨年からずっと感じ続けていたことでしょう。

ここ数年は、主力選手の高齢化等、色々な要素から、144試合のうち、最後の3040試合ぐらいからスタミナ切れで失速していくことを繰り返しています。

予想以上に根深い「チ-ムの構造的な問題」なのかもしれません。

今更、監督交代を声高に言ったところで、それらの「問題点」は直ぐには解決しないのかもしれません。

ただ、ファンのひとりとして言わした貰えるのならば、歓喜の「胴上げ」をもう一度観たい。というただひとつの「願い」です。


サムディのブログ-矢野さん引退試合-2
<昨年のファ-ム最終戦>

(試合後、矢野さんへ感謝の胴上げ)

上の写真は昨年、矢野さんがファ-ムの最終戦後に感謝の胴上げをされたところです。

いつの日か、近い将来に、甲子園で万雷の拍手と声援の中、例えば、矢野さんが首脳陣のひとりとして、歓喜の「胴上げ」をされる日を楽しみに、優勝、CS、ひとつひとつ「望み」が遠くに霞んでいっても、残りの試合の戦いを応援し、オフの補強、チ-ム作りを見守っていきたいと思います。



「阪神ファン」である限り。。