洋楽通信-2011年-<エア・サプライ>「ロスト・イン・ラブ」~晩夏の潮風 | サムディのブログ

サムディのブログ

野球にはアツく、音楽には穏やかに、韓流にはやさしく、徒然なるままに書いています。



夏の終わりに「もの寂しく」なる頃になると、彼らのサウンドを想い出します。

1980年代が彼らの全盛期で、日本では「ペパ-ミントサウンド」と称して人気も高かった。

今、聴いても心地よく、綺麗な風景や海に関連する光景のイメ-ジビデオのBGMには、ぴったり嵌るア-ティストといえば、<エア・サプライ>です。


サムディのブログ-エア・サプライ-1

エア・サプライ(Air Supply)はオーストラリア・メルボリン出身のバンドで、非常に伸びのあるハイト-ンボイスとドラマチックなバラ-ドが印象的でした。

そんな彼らの売れた頃、最近に近い頃の動画を並べて、歳月を経ても色あせない「芳醇な味わい」ぶりを観てください。


サムディのブログ-エアサプライ-1

まずは彼の出世作の大ヒット「ロスト・イン・ラブ」です。

Air Supply -「 lost in love(1980)

http://www.youtube.com/watch?v=MNqji6FjekQ&feature=related


サムディのブログ-Air Supply -「 lost in love」
<ロスト・イン・ラブ>

もっとも「エアサプライらしい曲」のうちのひとつ

Air Supply -「Making Love Out Of Nothing At All(1983)

http://www.youtube.com/watch?v=gQwco47UdQs&feature=related


サムディのブログ-「Making Love Out Of Nothing At All」

映画「ゴーストバスタ-ズ」サントラ曲で、後で知ったのですが、ディヴィッド・フォスタ-のプロデュ-スでした。道理でサウンド構成が確かだ。

Air Supply -「I Can Wait Forever(1984)

http://www.youtube.com/watch?v=gx18gkYCSag&feature=related


サムディのブログ-「I Can Wait Forever」

1988年に活動を休止し、1991年に再結成され、1993年にディヴィッド・フォスタ-のプロデュ-スによる「Goodbye」をリリ-ス。

この曲は全米最高位86位と振るわずも、この頃、中国ではアルバムチャ-ト16週間1位と、アジア、オセアニア地区での人気が高まってきたそうです。

短編映画のように抒情的なMVの名曲「Goodbye

(耳触りの良いメロディだと思ったら、この曲もディヴィッド・フォスタ-のプロデュ-スと知り納得。シカゴが歌っていたらもっとヒットしていたかもしれない。でも、個人的にはエアサプライでよかった。涙が出そうになります。-----)

Air Supply -「Goodbye(1993)

http://www.youtube.com/watch?v=J6qxMP3deU8&feature=list_related&a=GxdCwVVULXeJCeRln3ggFqTSRFl_qob-&list=ML&playnext=1


サムディのブログ-「Goodbye」
<Good bye>

そして、十数年の歳月が流れ、辿り着いた極めのアコースティックバ-ジョンです。

Air Supply -「 Lost in Love - Acoustic Version (2005)

http://www.youtube.com/watch?v=69_F90K34lc&feature=related


サムディのブログ-エアサプライ-2
<エアサプライ> 現在

歳月が流れ、彼らの生き様、歩んできた道のり、まさに寝かせてあったビンテ-ジワインのような「芳醇な香り」に、思わず、涙が出てきそうになってしまいます。


サムディのブログ-エアサプライ-3

80年代に人気爆発し、その後はフェ-ドアウトしてしまった印象でしたが、楽曲を年代順に辿ってみると、90年代もセールス的には振るわなかったものの「成熟していく足跡」を知ることができました。そして、2000年代~きっと現在も、アコースティックなセルフカバ-によって「成熟ぶり」を魅せてくれそうです。

彼らの曲から受けるイメ-ジで表現する海は、海水浴客で賑わう海ではなく、人気なくクルージングする「夏の終わりの海」という印象が強く残ります。

また、彼らの楽曲は、音楽と風景動画をコラボレ-ションするにはピッタリのサウンドだったようにも思います。



暦の上では既に「秋」ですが、気候的には「晩夏」、何か、もの寂しい感じがありながらも、こういう微妙な季節の移り変わりを感じることができるのも、「四季のある日本」に生まれた歓びのひとつなのかもしれません。。