夏の終わりに「もの寂しく」なる頃になると、彼らのサウンドを想い出します。
1980年代が彼らの全盛期で、日本では「ペパ-ミントサウンド」と称して人気も高かった。
今、聴いても心地よく、綺麗な風景や海に関連する光景のイメ-ジビデオのBGMには、ぴったり嵌るア-ティストといえば、<エア・サプライ>です。
エア・サプライ(Air Supply)はオーストラリア・メルボリン出身のバンドで、非常に伸びのあるハイト-ンボイスとドラマチックなバラ-ドが印象的でした。
そんな彼らの売れた頃、最近に近い頃の動画を並べて、歳月を経ても色あせない「芳醇な味わい」ぶりを観てください。
まずは彼の出世作の大ヒット「ロスト・イン・ラブ」です。
Air Supply -「 lost in love」(1980)
http://www.youtube.com/watch?v=MNqji6FjekQ&feature=related
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もっとも「エアサプライらしい曲」のうちのひとつ
Air Supply -「Making Love Out Of Nothing At All」(1983)
http://www.youtube.com/watch?v=gQwco47UdQs&feature=related
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映画「ゴーストバスタ-ズ」サントラ曲で、後で知ったのですが、ディヴィッド・フォスタ-のプロデュ-スでした。道理でサウンド構成が確かだ。
Air Supply -「I Can Wait Forever」(1984)
http://www.youtube.com/watch?v=gx18gkYCSag&feature=related
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1988年に活動を休止し、1991年に再結成され、1993年にディヴィッド・フォスタ-のプロデュ-スによる「Goodbye」をリリ-ス。
この曲は全米最高位86位と振るわずも、この頃、中国ではアルバムチャ-ト16週間1位と、アジア、オセアニア地区での人気が高まってきたそうです。
短編映画のように抒情的なMVの名曲「Goodbye」
(耳触りの良いメロディだと思ったら、この曲もディヴィッド・フォスタ-のプロデュ-スと知り納得。シカゴが歌っていたらもっとヒットしていたかもしれない。でも、個人的にはエアサプライでよかった。涙が出そうになります。-----)
Air Supply -「Goodbye」(1993)
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そして、十数年の歳月が流れ、辿り着いた極めのアコースティックバ-ジョンです。
Air Supply -「 Lost in Love」 - Acoustic Version (2005)
http://www.youtube.com/watch?v=69_F90K34lc&feature=related
歳月が流れ、彼らの生き様、歩んできた道のり、まさに寝かせてあったビンテ-ジワインのような「芳醇な香り」に、思わず、涙が出てきそうになってしまいます。
80年代に人気爆発し、その後はフェ-ドアウトしてしまった印象でしたが、楽曲を年代順に辿ってみると、90年代もセールス的には振るわなかったものの「成熟していく足跡」を知ることができました。そして、2000年代~きっと現在も、アコースティックなセルフカバ-によって「成熟ぶり」を魅せてくれそうです。
彼らの曲から受けるイメ-ジで表現する海は、海水浴客で賑わう海ではなく、人気なくクルージングする「夏の終わりの海」という印象が強く残ります。
また、彼らの楽曲は、音楽と風景動画をコラボレ-ションするにはピッタリのサウンドだったようにも思います。
暦の上では既に「秋」ですが、気候的には「晩夏」、何か、もの寂しい感じがありながらも、こういう微妙な季節の移り変わりを感じることができるのも、「四季のある日本」に生まれた歓びのひとつなのかもしれません。。