忘れかけていた名曲が、カバ-された曲がヒットしたことにより、「原曲」がまた改めて見直され、いっそうの「輝き」を取り戻すことがよくあります。
今回の「All by myself」の「原曲」は1975年のエリック・カルメンによるもので、全米チャ-ト2位を記録する大ヒットで、ラフマニノフのピアノ協奏曲をモチ-フにした楽曲でも知られます。1996年にセリ-ヌ・ディオンによりカバ-され、全米チャ-ト4位まで上がる大ヒットとなり、2001年に映画「ブリジット・ジョ-ンズの日記」の挿入歌としてジェイミ-・オニ-ルによりカバ-され、映画のヒットとともにこの曲も再び多くの人々の記憶の中に加えられたことでしょう。
自分は全てのバ-ジョンが好きですが、昨年秋に観たディビッド・フォスタ-の東京公演において、新星・シャリ-スの魂の叫びのようなヴォ-カルによって、この曲を聴くことを「体感」し、改めて、この曲の味わいを想い出しました。シナプスが繋がっていくように、原曲からの全ての「響き」が帰りの電車の中でも頭の中を駆け巡る感覚を覚えました。
ここで、様々なア-ティストによってカバ-された、この名曲を聴き比べながら、「原曲」の「深み」、「趣き」を感じて貰えたら嬉しいです。
まずは最初のリバイバルヒット
Celine Dion -「 All By Myself」
http://www.youtube.com/watch?v=naPgrhX6rIk&feature=related
そして2度目のリバイバルヒット
世界中でベストセラ-になった女流作家の小説の映画「ブリジット・ジョ-ンズの日記」にて、独身女性の悲哀を描いたストーリ-は多くの女性の共感を呼び、この映画によって、この曲を知った人も多いことかと思います。
Jamie O'Neal - All By Myself 『BRIDGET JONES'S DIARY』
http://www.youtube.com/watch?v=oZSYCnG_md0
先日、NHKでも特集が放映された新星<シャリ-ス>の圧巻のライヴパフォ-マンス
Charice - All By Myself, David Foster Mandalay Bay LV Oct 15 2010
http://www.youtube.com/watch?v=1ptNv840aVg&feature=related
このライブを観た後にブログにて書きなぐっていますので、よろしければお読みください。
<http://ameblo.jp/tig-22/entry-10684844677.html#main >
そして、最後に「原曲」エリック・カルメンによるライヴ・パフォ-マンス。
Eric Carmen- 「 All By MySelf」(原曲)
http://www.youtube.com/watch?v=EzoazPPC7b8&feature=related
エリック・カルメンについては以前にブログで書いています。よろしければ読んでください。<http://ameblo.jp/tig-22/entry-10685291601.html >
幼い頃よりピアノに触れ、また素養もあるエリック・カルメンの「クラシック音楽へのオマ-ジュ」でもあるように思います。
何人ものア-ティストによってカバ-されたこの名曲は、ヴィンテ-ジワインのように、気分に合わせて、それぞれの「年代もの」の栓をあければ、その「芳醇な香り」はいつまでも美味しく味わえるような気もします。。