洋楽「ヴィンテ-ジもの」-1-ビリ-・ジョエル | サムディのブログ

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野球にはアツく、音楽には穏やかに、韓流にはやさしく、徒然なるままに書いています。

自分のフィ-ルドである建築業界では素晴らしい建物や話題になった建物は「○○建築再訪」として歳月を重ねた建物の様子や現在の活用状況を建築雑誌に掲載されることがしばしばあり、興味深く読みます。

音楽界においても、ライヴパフォ-マンスにおいて、歳を重ねて、懐かしさはあるものの、衰えからがっかりさせられるものが多い中で、「ヴィンテ-ジもの」のように年月を重ねても色あせない、むしろ円熟みを増す逸品(逸人)のアーティストに出くわす(ライヴで体感)こともよくあります。自分自身の備忘録としても、気のついたところから書いていきます。


まずは2006年、2008年のライヴコンサ-トで、改めて偉大さ、彼のサウンドの心地よさを感じたビリ-・ジョエルです。

彼は1949年生まれですから、アラ還ということになりますが、売れ始めの頃のヤサ男系から、今やジャン・レノばりの貫録系に変貌しています。

若い時代には、どこかコミカルで雑な演奏の印象でしたが、今は余裕たっぷりに音楽を楽しみながらの演奏なので、オーディエンスもゆったりと楽しむことができます。売れる前も売れた後もうつ病やアルコ-ル依存症などに悩まされ、クラシック関係に路線変更したり、低迷している時期もあったので、そういった様々な人生経験も含めて、「深みのある」演奏に観えます。ポ-ル・マッカ-トニ-がビ-トルズメドレ-を歌うように、彼もスタンダ-ドともいえる耳馴染みのヒット曲のみを演奏するところに、安心感、安定感の中、楽しむことができるのだろう。彼のヒット曲から数曲、売れた当時と現在に近い年代のライヴを並べ、彼の年月を経た円熟ぶりも観ていただきたい。

まずは「ピアノマン」

Billy Joel - Piano Man (Live 1982)

http://www.youtube.com/watch?v=bevHwE8h8KA&feature=related

Billy Joel "Piano Man"2006年東京ド-ム

http://www.youtube.com/watch?v=8sFlBJ1Jk3w&feature=related

続いて「素顔のままに」

Billy Joel "Just the way you are" Live 1977

http://www.youtube.com/watch?v=QPiK_yGG8ag&feature=related

Billy Joel - Just the way you are(Live2006)

http://www.youtube.com/watch?v=ounJsqomcv8&feature=related

最後に「ストレンジャ-」

The Stranger Live 1978

http://www.youtube.com/watch?v=BfBIvzVuh8g&feature=related

Billy Joel "The Stranger"2006年東京ド-ム

http://www.youtube.com/watch?v=s_k1xYVlhII&feature=related


若き時の高音の伸びも見事なヴォ-カルぶり、そして、年月を重ねた今も、色あせない、むしろ深みがある。どちらの時代のものも「殿堂入り」のライヴだと思います。。