浅倉美香です。



上海での仕事を終え、無事帰国しました。


半年ぶりの上海。
中国は来るたびに変化していて
圧倒され、感動するのだけど
今回は少し疲れました。


どんなに強烈であっても、
まっすぐに成長して変化していれば
そこから元気がもらえるけど
今回私が見た中国はまっすぐに進んでいるとは
なんとなく思えなかったから。
ただただ、強烈なだけ。


それを目の当たりにして、
自然と自分らしさについて
考えることができたのかなと思います。 


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今の中国は


《創》と《壊》を繰り返し、
《旧》が消え《新》が現れている。


そこには大きな力が必要で
そこには止められないくらいの勢いが必要で
そこには普遍的な大きな渦のような流れが必要で


そうやって物事は進化していくものなんだろうけど
《創》と《新》だけを求めた時
《旧》を否定し《壊》を推し進めることになる。


何かに憧れ、追いかけるからこそ
一心不乱に改革をする。


憧れと肩を並べたい。
そして、いつか超えたい。
と思うからこそなんだろうけど。


いつか追いかけなくなった時
飽和状態になった時
自分たちの軌跡を残していないのは
大きな損失になるのではないか?と
思うのです。


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これは人に置き換えても同じこと。


《なりたい自分》を追いかけ
憧れ、反省はしても後悔はせずに
前に進み続ける。


《なりたい自分》と《本当の自分》の間で
迷ったり悩んだり否定したり。
変われない自分にモヤモヤする。


不安や悩みを振り切るために
それでも勢いよく進んでいく。


人の顔色を伺わず、
自分の心地よさだけを追求する。


でも、自分を大切にして自分の心のままに
進むのと非常識は背中合わせで、
そこを間違っている時も
『自分を大切にしているんだ』と
勘違いを正論のように言う人もいる。


自分らしく生きることは
自分の気持ちだけを優先することなの?


自分を大切にすることは
自分のことだけを見つめることなの?


本当に今、自分らしく生きてないの?
 

そもそも、自分らしさって何?
我慢や悩みがあって、認めてもらえなければ
自分らしく生きられないの?
自分らしく生きているとは言えないの?


喜怒哀楽すべてを味わえる彩り豊かな世界で
精一杯生きていきたいな。


甘いや旨いだけではなくて
酸いも苦いも辛いもたまにはいいじゃない。


どんな気持ちでどこに誰といても
自分として今日存在している。
できる自分もできない自分も
全部自分。


それでもたくさんの大切なものや人に囲まれて
生きている。


そして、そこに《優しい世界》は広がっている。



そんなことを感じた上海での日々。