パリに行きたくなり、思い出したこの記事。
今見ても、胸が痛くなる。。。




浅倉美香です


フランスにてこの記事を書いています。
パリ シャルルドゴール空港のラウンジ。


ミラノに行くのに、トランジットがあるので
ラウンジにて待機。


なんだか、ふと 
「なんで、私、フランスにいるんだろう。
なんで、私、イタリアに向かってるんだろう。」
「なんでがんばってるんだろう。」
と考えていました。


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私、3つの約束を守るために
生きているような気がします。


ひとつは私自身とした約束。
ひとつは父との約束。
ひとつはかつて大好きだった人との約束。


今日は3つめを少しお話します。


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私ね、仕事し始めた頃、
「仕事にやりがいなんてなくていい!」
と思っていました。


大好きな人がいて、その人と結婚できれば
それで幸せになれると思っていました。


でもね、ある時、自分の憧れていたポジションに
抜擢されたんです。
びっくりしたし、うれしかった。


 嬉しくて、浮き足立っていたその時に彼に
「そんな仕事を受けて、結婚してやめれるの?」
と言われました。


でもね、私の気持ちは止められなかったんですよね。
やってみたかった。


そこで抜擢された理由を会社に聞いたのです。
そうすると
「今の君ではなく、そのポジションにふさわしく
なれるよう努力し続けることができる人だと
思ったから。」
と答えがありました。


実は女性の憧れの先輩がいてね。
キレイで知的で絵になる人で。
すごく優秀だった。
その人に少しでも近づきたくて。
そして、なによりも
自分に得意なことを作りたくて、
ひとつのことを努力したんです。
それが実を結び、全国で賞をもらったんです。
その努力を見てくれていたんですよね、会社は。


自信が欲しかったんだろうな、私。


最後の最後に彼とお別れの時に
「美香は仕事をがんばれよ。」
と嫌味ではなく、言われたんです。

それはなんだか物凄く
切なくて
寂しくて
悲しくて
心細くて
本当に胸が全身が痛くてたまらない位に
つらかった。

でも、自分の足で立った瞬間だったような
気がします。
本当はずっと立とうとしていたのに
立てないフリをしていたのかもしれませんね。

立った後、ひとりになるのが怖かったから。
何より、自分に自信がなかったから。


人生の中で最もつらかったと言えるくらい
今思い出しても
胸が痛くなる位に
つらい失恋だったけど

私が仕事にやりがいや情熱を
素直に注げるようになったきっかけは
紛れもなく、彼のその言葉です。
彼の存在のおかげです。

いつかまたどこかで再会するかもしれない。

その時に大好きだった彼に
「あなたに言われた通り、今もがんばってるよ。
全力でね。」
と笑顔で胸を張って言える自分でいたい。
その約束を彼が覚えていても、覚えていなくても。

そう。
失ったものが大きかったから
今の私はたくさんのものを得ることができた。


間違いなく、私の人生を変えてくれた
言葉です。


その言葉のおかげで
ステキな人たちに出会えて。
色んな場所に行けて。
大好きな仕事ができて。


あの頃より私らしい私に出会えました。


ありったけの感謝の気持ちを込めて
今日も明日も明後日も
ずっとがんばろうと思います。


どこにだって一人で行ける。
自分の足で立って  
自分の足で歩けるようになったから。


ちょっと想像より
逞しく強くなりすぎちゃったかもだけどね



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