浅倉美香です。
あなたは愚痴を言いますか？
私はね、言いますよ。
女子が集まれば、愚痴も出るし、
ウワサ話に花が咲くこともある。
あ。でも、誰も笑えないような毒舌とかは嫌い。
あと、いつまでも言い続ける言い訳も。
女子にとっては、
美味しいお肉を食べたり
ケーキを食べたり
お茶したりすることと同じくらい
大切な時間かも。
これってダメなこと？
もちろん、言ってる間はそれで盛り上がれるけど
終わった後、多少の個人差はあっても
罪悪感もあるはず。
『あぁ、言いすぎたかしら？』
ってね。
やりたいけどできないこと
なんとなく誰かのせいにしたい気持ち
誰かを疎ましく思う感情
誰かを嫌いだという感情
これって、そんなにダメなものでしょうか？
開き直るわけではないし、正当化しようとも
思っていないけど。
私たちは聖人じゃない。
神でも仏でもない。
そもそも天使なんかじゃない。
こういう感情が全くなくて
それを全て遠ざけて
微笑んでいるなんて
なんか体温を感じない。
愚痴が話せる＝心を開いている
なんて単純なことを言うつもりはないけど、
ポジティブなことや理想だけを語り
お互いを褒め合いながら微笑みあってるなんて
なんだか嘘くさいとすら思う。
たまに駅前で世界平和や神の教えを唱えている人も
不気味な微笑みをたたえているけど
それに近いものを感じる。
ちょっとスピリチュアルな感じだと
いわゆる輪廻転生ね。
こういう感情もなく
全ての人を愛し許し
迷わず
愚痴らず
正しいことだけを言葉にする
こんなだったら、
もう生まれてくる必要ないんじゃない？
とも思う。
とっくに神か仏になってる。
行き過ぎた愚痴や悪口、ウワサ話は論外だし
そんな話題ばかりの人や
やることもやらないで
言い訳じみたことしか言わない人は
私も苦手だけど。
あくまでも、毎日頑張っている中で
少しの息抜きに
信頼できる仲間と
『あぁでもないこうでもない 』
と笑いながら 話す時間は
とても大切なものだと思う。
そういう場合は、何を話しているかが
重要なのではなくてね。
『今日はたくさんしゃべったけど、
何をしゃべってたっけー？』
って、また笑い合うのがそういう時間の
エンディングの言葉だったりする。
これがなんだかほんわか幸せなのよね。
愚痴ったことでは無くて、
笑い合える友と過ごす時間が持てたことが。
自分が天使じゃなくても愛してくれる
信頼できる友と
かけがえのない時間を過ごせていますか？
日々のがんばりも
報われない思いも
折れそうになる心も
私たちが人間だからこそ。
目指すべき理想は聖人ではないから。
泥くささを感じるくらいに
人間っぽい部分があるのも
ひとつの深みになる。
そして、その泥くささゆえに
掴める幸せや成功も築き上げられる
仲間との信頼関係もある。
感情の機微を楽しみながら
進んでいくのも
四季を楽しみながら
生きていくのも同じこと。
それもひとつのあかぬけ美人ルール。
