咬傷犬と書かれていても、実際は咬んだことのない子もいます。
咬んでしまった状況も致し方なかったのでは…と思うこともあり。
その一度のことで咬傷犬のレッテルが貼られてしまうなんて。
センターの過緊張でストレス過多な環境では
適切な判断も難しく、引き出してみたら咬傷犬??この子が?!って子もたくさんいます。

そして咬むには何かしらの理由がある。
そこを理解して接しなければ。

殺処分リストに載った27頭のうち、
CAPINで引き出したシンヤ。
センターでシンヤは咬傷犬とされていました。
しかし実際にはセンター内で咬んだことはなく、交通事故に遭い保護された際に咬んでしまったようだ…とのことでした。
痛みと恐怖の最中ですから、口が出て当然の環境だったと思います。
シェルター入りしたシンヤは穏やかでとても良い子です。
指を咬むことは全くなく優しいペロペロです。

以前引き出したカムイもシェルターに入ってから人を咬んだことはないそうです。

以前、大部屋3号室でケンカ負傷し個別房にいた"ぱら"も身を守るために応戦しただけなんだと思う。

センターにはボードに咬と書かれている子がいますが、必ずしも咬んだわけではなく恐れがある子も含まれています。

飼い主放棄のしげる。
もしかしたら、てんかんの疑いもあるようです。常に攻撃的ではなく、ある時スイッチが入るような感じだそうです。飼い主が手に負えずトレーナーさんに預けましたが、そこでも咬んでしまい放棄となりました。
センターでは誰も咬んでいません。




ももこ 
保護時は薬を使い眠らせての保護。
まだ若く1歳前後と思われる。恐らく人が飼っていたか人からエサをもらっていた子。
とにかく棒がダメで、棒で叩かれていたのだと思われる。
手をペロペロするときもあり、突然スイッチが入るらしく、以前CAPINで引き出したバロンに似ているとのこと。





ユーリ 
保護時に咬んでしまった?!
フードガードがあるそうです。




ココネ 
医務室でセンター獣医さんを咬んでしまったそうです。




めかぶ
お耳ペッタンお尻フリフリして迎え、手をペロペロします。…が急に咬むことがあるそうです。





ハウル
誰かを咬んだわけではなく恐れがあると。 
現在トレーニングをしてくれています。





虎太郎
咬んだわけではなく、恐れがあるとのこと。
周囲環境の影響を受けやすい子。他犬NG。




現在、我が家で預かり中のサラ。
預かって約一週間後に病院受診で車に乗せたらパニックになり、その際不注意で手を出してしまい咬まれてしまいました。
いや、咬ませてしまった…が正しいですね。
それを咬傷犬にするにはあまりにも違う気がする。
咬む犬にするのもさせるのも人次第。
教訓として手の甲に残っています。
同じことを繰り返さないために。