数年かけてやってきた心の学びと
専門家に協力を仰いだり、お願いしたことが
功をなし、スムーズに乗り越えられたので
まとめました






元気いっぱいの小3息子が手術しました

歯医者さんでレントゲンを撮ったら
「過剰歯」というのが見つかって。


先生いわく、早くとったほうがいいらしい。
放っておくと、鼻の穴にさきっぽが出てくる「かも」
そしたら、そのうち膿み出す「かも」
取るなら、年齢的にもちょうどいいらしい。。。


なんと、
過剰歯は30人に1人はあるらしく

1クラスに1−2人はいるんだって!
全然珍しくない


で、どんな手術かというと
うちの子の場合
口の中の、上顎をめくって、
骨を削って
埋まってる歯を取り出す
そうな


部分麻酔で30分でできるけど
できますかね?と聞かれ

「できません」と母即答しました


もう、怖がって暴れる様が目に浮かぶ。。。

じゃあ
全身麻酔ですね



近所の大きい病院を紹介されました



うちの子
発達特性があり

「心配性」
「不安が大きい」
「繊細、気にする」

という特徴があります


前からお世話になっている
心の専門家の先生に相談したら

「事前の説明がだいじ」とのこと

・見通しが立つこと
・予想できること

がポイント



具体的には
・どんな手術をするのか
・なんのためにするのか
・手術室や器具を見せたり
・術前、術後の流れを教えること

が大事なんだそう


フムフム

わかるけど、
わかるけど〜!

手術の内容の、
痛そうなところとか
手術がリアルに想像できそうなことを
伝えたら
その時点でパニックになりそう
怖がって「手術しない!」
ってなりそう


そこで再度、
心の専門家の先生と夫と相談し
以下のように決めました


★麻酔中のことは
説明したところで、
寝ていてわからないので
説明しない
「お口の中を切って、いらない歯をとりだす。
でも眠っている間にやるから痛くない」と伝える



★一方、
「術前、術後」については
何が起きるのか、どんな流れかを説明する

★麻酔が覚める時は混乱することが予想できるので
目が覚めた時に
できるだけ
母親がそばにいられるように
したほうが良い


と、この3点を、
手術の執刀医にお伝えして
協力してほしいとお願いしました。


息子には、事前に私から

・余分な歯があってとったほうがいい
・ほっといたら鼻から出てくる
と伝えたら、
手術はあっさりと同意を得て、

入院については
・ママも一緒に泊まるよ
・寝てる間に手術するから怖くない、痛くないよ
・術後、痛かったらお薬もらえるからね
と伝え、

手術室や手術の時着る服をネットで検索してみせました


伝える時に心がけたのは

深刻・神経質にならないよう
あっけらかんと
明るく。

「ホテルにお泊まりするみたいで
ママちょっと楽しみなんだ」
と言ってました
(うん、ボクも☆と息子も言ってました)


執刀医に協力をお願いしていたので、
手術当日、
立ち会うナースから
ていねいな説明をしてもらえました

<ポイント>
子どもでもわかるように、
イラストも使って
不安な気持ちにも寄り添いつつ
笑いを交えて

という、パーフェクト対応!


具体的な説明はこんな感じ

みんな、君のこと知りたいから
何度もお名前とか誕生日を聞かれるよ

いやかもしれないけど
答えてね!

手術室は電気がいっぱいあって
宇宙船みたいな感じ

手術室のベッドは狭いんだ
落ちたら困るから
タオルを足に巻いて
ベルトで止めるよ

体に丸いシールを3つ貼るよ
腕にはバンドを巻いてキューって締まって、ぱって緩むよ
指先に挟むクリップ見たいのをつけるよ
お口にマスクつけて、
シューって
酸素が出てくるよ

全部できて
こんなことしたって学校で話したら
ヒーローになれるね

手術中は眠ってるから
あっという間に感じるよ
(実際は1時間くらい)

手術室までは
ママも一緒についてくるよ


手術が終わったら、
目が覚めたら、
ママがそばにいて、
一緒にお部屋に戻るよ

みたいな感じ


ということで
息子は術前
「不安だー」と言いながらも
「不安だよね」と寄り添ってもらえて
スムーズに手術を始めることができ


術後に意識が戻ってくると
ちょっと混乱。
「痛い!」「水飲みたい!」「歩きたい!」と怒るも、
坐薬でしのいで
点滴も受け入れ
2時間経ってからの飲水も待てて
4時間後に許可が出る食事も待てて
万事スムーズに進みました!


振り返って一番大変だったのは術後。

混乱する息子に、
オロオロしそうになったけど

気を取り直して
心がけたのは

「息子をかわいそうと思わないこと」

だってこれは
長い目で見て
したほうがいい手術だし
それに伴う痛さや辛さはしょうがないから

私がかわいそがると
息子はそれを”感じ取り”
余計にわがままを言う

いわゆる共依存状態になるから

なので
ある程度は気持ちに寄り添いつつも
必要以上に痛さに寄り添わず、
「痛いのも飲めないのも今はしょうがないよね」
というスタンスで

「ママのせいだ!」と暴言を吐く息子には
「これママのせいじゃないよね?!」と返し

「あとどれくらいで水飲める?」と聞く息子に
「あと1時間だよ」
「あと30分だよ。もう少しだね!」
と励ます。

Youtubeを見たり、ゲームをしてしのぐ。
をなんとかできました


食事が取れるようになってからは
売店で好きなものを買って食べることもでき
本人も気持ちがかなり復活。


そんなこんなで
翌日退院する時には
息子
「ホテルみたいで楽しかった♪」
と言いました。


無事に終わり、
母もホッとしました


が、
退院してからの方が
息子は不安定に。

腫れと痛さは
術後3日間がピーク
1週間続くそう


不安がったり
食事が食べにくかったり
してます


不安になったら抱っこして
食事は柔らかいものにして

その場その場で
しのいでます



でも
順調に回復してます