わたしの姉から連絡がきた




姉もどうやら




息子がやってはいけない事をしてしまった事を知ったらしい







大きく深呼吸をして






なるべく明るい声で





少しおちゃらけた感じで







はいはい〜もしもし〜






と電話に出た






姉は開口一番





寝れてる?大丈夫?





と言った




その瞬間





泣けて泣けて涙が止まらなくなってしまった






嗚咽が止まらない








姉の前になると






わたしはいつまでも幼い妹となってしまう







助けてお姉ちゃんと言うかわりに







昔の幼い妹の頃の様に







わんわん泣いた






姉は





ちゃんと寝てちゃんと食べなさいよ





と言っていた







みんなでどうすれば良いか考えようとも






言ってくれた







息子が生まれた頃から可愛がってくれた







姉妹という事もあり





しょっちゅう会っては





お互いの子ども達を遊ばせ






子ども達も共に成長していった






それは成長してからも変わらなく続いた








息子も親せきのおばさんやいとこ達が大好きで





自分で行ける年齢になると勝手に遊びに行っていた








息子がやってはいけない事をしてしまい





初めて息子に会いに行った時も







親せきは何って言ってる?



いとこ達は何って言ってる?




と言っていた









わたしは息子に絶望を味あわせたくて





親せきもいとこも呆れているよ





と言った






本当は姉も甥たちも





心底心配してくれて




これから先の事を考えてくれている





けれども






わたしは息子に真逆の事を伝えた






ここで優しい言葉をかけてくれている事を伝えたら





息子は反省しないかもしれない




自分のサイコパスの部分を軽く考えてしまうかもしれない







だから敢えて言った





みんな




あなたに心底呆れているよと