どう考えても1回で書ききれないので
何回かに分けて更新しそうです。
しかも、後になって思い出すこともありそう。。
特にメモも取ってないし、台本もないので
結構うろ覚え、、その辺はお許しください。
恵比寿、エコー劇場は130席の小劇場。
急な階段をぐるぐると登ってロビーへ。
ロビーは狭く、トイレもすごく狭く、、味のある劇場。
椅子は思っていたより快適で
特におしりや腰が痛くなることはなかった。
会場に入ると、目の前のセットは真っ白で
そこに埋めつくされた、尊厳の言葉たち。
コピーした用紙をそのまま壁に貼ったような感じの
実にシンプルな背景なんだけど
言霊のような、すごく迫りくる文字たちを
ひたすら読んでしまう、そんな始まる前の時間。
いつも5分押しくらいで始まったかな。
白い木の椅子を持って、上手からシデハラマユコ
下手からシデハラシコオ、そして少し遅れて
下手からシデハラケンジが登場し
3人がそれぞれの椅子を置き、座るところからストーリーは始まる。
あ、最初に夫婦、次に息子が軽く会釈して
会場も拍手して始まってた。
椅子の位置はちょうど車の座席。
運転するシコオ、助手席のマユコ
後部座席のケンジ。
思いつめたような表情で前を見て運転するシコオ。
急なカーブを曲がり、舗装の悪い道を通り
急ブレーキで車は止まる。
この冒頭シーンがとても良くて
どこに連れていかれるのかわからず不安そうなケンジの表情
急なカーブに合わせて体が左右に揺れて
車の外を見ては、父の背中を見る。
舗装の悪い道では、体が上下に激しく揺れて
急ブレーキで前につんのめる。
とにかく最初に勝大くんの姿を見た印象は
幼い。
衣装の可愛さもあるのかもしれない。
水色のシャツに青いジャケット。
それもただの青じゃなくて、群青色というか瑠璃色というか
パッチワークのようなツギハギされた縫製の仕方も
絵本の中から出てきたよう。
下はタータンチェックのズボンに青緑のくつ。
現代版おとぎの国の王子様のような
そんないでたちに、すっかり目を奪われてしまった。
その勝大くんが、車の動きに合わせて左右に揺れたり
上下に揺れたり、不安そうな顔をしたり
妙にエロチックでしたね、もう。
幼いと感じた印象のわりに、妙に色気があったのは。
シデハラ家の「息子」だから幼く
「息子」だからこそ、父の圧倒的な権力下にいて
その背景や心理が色気を醸し出していたのかなぁと。。
そんなこと感じた人いないかしら、、あのシーンで、、
崖に辿り着いたシコオは、2人に降りてくれと言い
自分が死ぬことで償おうとし、戸籍を抜く書類をマユコに渡す。
今まで従ってきたのに
最後にこんな身勝手な決断をした父親にキレるケンジ。
自ら車を出て、崖から飛び降りようとする。
それをシコオに止められ、
「どうして?」
と聞き返す勝大くんがですね、
ものすごーくよくて、
冒頭から泣きそうになってしまった。
なんだかすごく切なかったんだよね。
幼い子供が、父親にやりたいことを止められ
純真無垢に聞き返すような
なのに、自棄的に死を選ぶという発想がオトナで
この「どうして?」が頭の中を繰り返しぐるぐると回って
貼りついたまま物語を観ることに。
つづく