10/4のどうするの?かっちゃん!第48回目の放送で
4連続舞台についての話が聞けました。
勝大くんがいったいどんな風に考えていたのか
すごーく知りたかったので舞台に関する質問感想だけでも
10個くらい送ったんだけど、、読まれたの1つ。。
別に名前読まなくていいんで、聞いてほしいこといっぱいあったんだけどなー。
でも、橋本さんが引き出してくれたから聞き応えあって
こんなに頷きながらラジオ聞いたのはじめてかも笑。
その中で、9/23の記事で書いた長谷川くんのモデルになったのでは?
と思ったエピソードについて。
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役の中の礼子ちゃん(実際のトメさんの次女)が著者の本に
お母さんが知覧まで見送りにきた隊員さんの話があった。
出撃の日、息子は機体から赤いテープを吹き流して
自分がどこにいるのか、お母さんにわかるように目印にして
翼を左右に振り、出撃していったそうだ。
お母さんも白いパラソルを開いて合図したと。
読んでてまた泣けてしまう。。
kiss me youは実在する方たちではないようだけど
「長谷川博」伍長の役柄のもとになったエピソードなのかなと思った。
いくつもの同じような機体が飛び立っていく中
自分の息子がどこなのか知りたい
最後の空の点になるまで見送りたい
母ならそう思うでしょう。
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これに関して、勝大くんが放送の中でこんなことを。
「実話に基づいたあれだったんで、
お母さんがなんか白いパラソルをこう
息子に私がここにいるよってわかるように
それが周りの見張りの人に怒られたかなんかだけど
お母さん必死に白いパラソル出してたとか」
ここだけ聞いたんだと、舞台観た人でも
深々と頭を下げた話から繋がって
そんなエピあったか?って思ったかもしれないけど
舞台では9/24の記事に書いたこんなシーン。
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スミさんが息子に、手作りのハチマキを渡して
「出撃の時、これをつけてちょうだい」と。
「あんたがどこにいるか分かるように」って。
赤や水色、白の混じったハチマキ。
分かったって普通に受け取っていたけれど
どんな気持ちだったんだろうね。
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この渡したハチマキは、実話の赤いテープのことなんだよね。
著書の中には母子の間にどんな約束があったかは書かれていなかったけど
もちろん、母子の間にどんな会話があったかは
2人しか知らないことだろうけど、きっと目印を出す約束をしていたんでしょう。
その息子の赤いテープに、白いパラソルで反応したお母さん。
パラソルだけでなく、戦時下には珍しく全身白装束で
とにかく息子に見えるよう、わかるようにしていたんだね。
キスミーの舞台では、出撃時にスミさんはいなかったけど
勝大くんの頭につけたハチマキの赤が目立って
客席の自分がお母さんの立場になったような気持ちになったから
そういう演出だったんかなって。
まさか、死に逝く息子を見送る日がくるなんて
日曜日のお父さんみたいな格好でソファに寝そべって
カーズを真剣に見ているうちの息子をパソコン越しに見ながら
勝大くんの記事を書いてる私もだけど、、
平和だなぁって思います。。
実はこの話、まだ先があって
この実話の特攻隊員は「南部吉雄少尉」。
キスミーは海軍だったけど、この方は陸軍の第四十九振武隊所属。
時期的にはMOTHERの柴田伍長の出撃した時期に近い。
沖縄周辺海上にて戦死、と記録にはある。
二十世紀終わり頃、南部少尉と一緒に出撃した特攻隊員の実家に
松葉杖をついた老人が訪ねてきたそうだ。
故人のお墓参りに来たというその老人は
「南部吉雄少尉です」と名乗ったらしい。
敵艦に届かず海に突っ込んでしまい、米の野戦病院に収容されたと。
しかし、家人が準備をしている間に老人は姿を消してしまった。
2007年のNHKの番組で、南部少尉の妹さんが
生きているかもしれない南部少尉を探しているという放送があったそうだ。
当時、生き残りの特攻隊員は「生きて虜囚の恥しめを受けず」という
訓戒にもとることであり、南部少尉は罪悪感を感じながら
ひっそりと身を隠して生きていたのかもしれない。
生きていれば90代、南部少尉が生きてどこかで暮らしているのなら
せめて、お母さんのお墓参りくらいできないものだろうかと
現代に生きる私が思うのも変だけど、ここまで知ることになった
勝大くんの役のモデルになったという縁を感じたりしています。
実際に特攻で亡くなった方への思いや、当時の倫理観はあるだろうけど
生きて帰ってきて、恥ずかしいことなんてないと
母親の立場からははっきりと言える。
生きていたのなら、死ぬ前に会いたかったろうね。
南部少尉のお母さん。
もしかしたら長谷川伍長もあの後、生きていたかもしれない。
叶うなら、藤森さんにkiss me youその後の長谷川伍長の話を
書いてほしいなぁと思います。
もちろん、勝大くん主役で。
【参考文献】ホタル帰る~特攻隊員と母トメと娘礼子~
著者 赤羽礼子・石井宏