具体的には、茶色くなってスリムになって羽が長くなるらしい 。
なぜ変異するのかというと、密集して食草を食べ尽くしてしまい、エサを求めて大挙して新天地(?)に飛んでいくためで、
その行く先々では農地を丸裸にすることもあると書かれていました。
ほーそりゃすごい、あんなおっとりした顔をして、意外とアグレッシブやね・・・というのがその時からの変わらぬ認識ではあったのですが。
実際は「こともある」どころじゃない、アフリカで甚大な農業被害を頻繁にもたらす超めいわく害虫、その名は
サバクトビバッタ!
そのバッタ研究をしているポスドクのお兄さんが、モーリタニアに渡り、幾たびかの危機を不屈の意志と思わぬ僥倖により乗り越えて研究者の道を進んでいく、その過酷な道程をおもしろおかしく綴ったお話です。

ためになるお話40%、おもしろいお話60%と言ったら、言い過ぎかしら失礼かしら。随所にあふれるユーモアに、電車の中で何度か吹きそうになりました。
作者にとってサバクトビバッタは愛すべき敵。研究のその先には「効率的な駆除」という目的があるのが現実です。
プロフェッショナルともなれば、好きだカワイイ、だけでは済まされんのですなぁ・・・しみじみ

「バッタを倒しにアフリカに」
前野ウルド浩太郎・著
★★★★☆