「真かまいたちの夜」金のしおりまでクリア。

やりはじめて2日でここまで一気にクリアしてしまった。

分量はそこそこなので、引き込まれるモノはあると思う。

アニメーションや音声は、ワタシは結構いいと思った。

状況はつかみやすくなったし、声がある程度ついたことで、

キャラクタの識別も簡単になった。


ただ、全体としては、

ウワサに聞いていたとおり、さほどの出来ではないかも。


ダメダメってことはないけど、とりたててスゴイ内容ではない。

コメディ部分は笑えたところも多いし、こういうのが好きなら……って程度。


物語としては、インパクトがとにかく不足。

厳しい言い方になるが、たぶん数日で忘れてしまう話だろう。

結局のところ、初代が無茶苦茶ウケたのは、

最初に引くであろうバッドエンドのインパクトと見せ方がすさまじかったからで、

そのあたりの再現はやっぱりムリだよなあ。

そういう意味では、毎回ないものねだりを

受けているシリーズでもあるかもしれない。


ミステリー部分が、結局「なあんだ」って印象って終わっちゃうのもマズイイメージ。

それなりの読後感をもったよさげな話ではあるんだけどねえ。

真相がだいたいわかったところで、緊迫感がまるでなくなって、

あとはどこから選択肢を分岐させればいいのかを探すゲームになってしまう。

そうなると、結局、旧来からのミステリ系アドベンチャーの

悪いところをそのままもってるように見えた。


「428」と違って、同じ部分を読み直すシチュエーションも多く、

そうなると、さすがに文章スキップがないのは厳しいし、

そもそも何度もみせられるエンディングすら飛ばせないのはどういうわけなのか。

ちょっと残念なところは多いかなあ。


DLC商法については、個人的には、まあ、別にいいんじゃないかな。

これで抗議する気はなし。買う気もないけど(笑)