● エラッタ公開

 

 http://www.groupsne.co.jp/products/sw/eratta/2_0index.html


 ソードワールド2.0のエラッタが公開されたようで。


 でかいのは、エルフの能力値の誤植ですね。
 副能力値をきめるダイスの個数が違う、というシロモノ。


 (器用度が、本来2D+技が1D+技と記載されている)


 また運の悪いことに、サンプルのエルフのキャラは
 ここで「3」を振ってるんで、間違いに気づきにくいという……(*1)。


 一応、エルフの種族説明を読めば、「器用である」という
 記述があるので、おかしいとわかるかもしれませんが……。




● 回復魔法まとめ


 まずはこれがわからないとパーティもつくれめえ、ってことで、

 ざっと低レベルのときの回復手段などをまとめてみました。


 ●コンジャラー
  LV2 アースヒール MP3 威力0+魔力


 ●プリースト
  LV2 キュア・ウーンズ MP3 威力10+魔力


 ●フェアリーテイマー
  LV1 ヒールウォーター MP3 威力10+魔力
  LV2 ウィスパーヒール MP4 魔力 範囲(5人まで(*2))


 ●マギテック
  LV2 ヒーリング・バレット MP1 威力0+魔力



 LV1から使えるのはフェアリーテイマーのみ、
 しかも、「ヒールウォーター」は接触のみ&飲む動作が必要、
 ということで、使い勝手をみれば、
 「回復魔法を使うには各技能が最低2レベル必要」と考えたほうがよさそうですね。


 ちなみに、戦闘終了後でいいなら、
 薬草で威力10の回復、
 自分だけでいいなら、ヒーリングポーションで威力20の回復です。



 まあ、GMとしては、みんなで薬草&ポーションもっていけば、
 1・2シナリオぐらいはいける、
 ぐらいでバランス組むのがいいのでしょうね。


 回復についていうと、当然ながらプリーストがかなり優越してます。
 他は、回復量が少なかったり、飲む動作が必要だったりと、
 プリーストに比べるとかなり性能で劣ります。


 特に、上にあげた回復魔法では、

 気絶したメンバーの回復ができなくなっている点は注意が必要ですね。

 
 (気絶の回復には、プリースト2レベルの「アウェイクン」が必要)


 戦闘中に回復させられるのは、初期はこの魔法だけなので、
 プリーストがいるといろいろ便利なのは確かです。


 さらに上のレベルにいった場合は、
 フェアリーテイマーとプリーストはさらに上位の回復魔法を覚えますが、
 マギテックとコンジャラーはさほどのものは覚えません。


 そういう意味では、メイン回復役はフェアリーテイマーかプリースト

 という感じになるでしょう。


 個人的にGMをやるなら、プレイヤーサイドには、
 ファイター担当1名、プリーストorテイマー担当を1名を
 用意することを強くオススメ
して、
 あとは自由に選択、という感じにしますねえ。



● ソーサラーって……?


 ……しかし、こうしてみると、
 ソーサラーはルーンマスターとしては唯一回復方法のない、ということで。
 ちょっと不利に見えますねえ……。


 単純に、コンジャラーとの比較でも、
 カウンターマジック、エンチャントウェポン、プロテクションと、
 低レベルで使い勝手のいい魔法はすべてコンジャラー、
 スリープクラウドも存在しない段階で、
 前作の感覚でいうと「苦しいかも」、と感じるところです。


 実は、今回は「ソーサラーの成長コストが高くない」ので、
 同格のファイターに比べると、
 火力の意味で相当な性能をもっていることになります……が、
 防御力は前作同様ないので、なかなか難しいところです。

 カベ役が信頼できるなら、
 一本伸ばしで火力&ディスペル担当になるのも面白そうには感じます。


 コンジャラーは前作の支援系ソーサラーとして普通に使えそうだけど、
 マギテックの特徴がまだつかめない感じですね……。うーむ。



(*1)おまけに、リプレイのエルフも、基準9能力値15ということで、
  1Dで成立する能力だ……。ついてないね


(*2)ウィスパーヒールの効果人数が「5人」なのは正直ビックリ。
  TRPGといえば「6人」というのが
  ロードス以来のTRPGファンとしては(笑)