● マスター・アサシン

XBOX360「アサシン・クリード」をクリア。
これで無事、「ロストオデッセイ」のほうにとりかかれそうだ。
オデッセイのほうは、明日購入予定。(おっと、もう「今日」だ)
アサシンクリードの評価自体は、今年プレイした中でも屈指。
ビジュアル・内容ともに、相当なレベルにあることは間違いないと思う。
ただ、明らかな欠点もいくつかあって、
そこはやはり、ふれておかないとならないだろう。
最大のポイントだけあげるなら、ゲーム性の単調さだ。
要人を次々暗殺していくゲームなのだが、
その暗殺にいたる流れが、全員ほぼ同じ、というのが最大の原因だろう。
要人についての情報をあつめる手口が、ほとんど同じ。
違いはテキストのみ、というのは、
いかにも「同じことを繰り返している」とユーザーに思わせる仕組みだろう。
これは否定できないマイナス面だ。
ただ、正直なところ、そういう部分でバリエーションを作るのは、
やはり、ゲーム開発のコストの面でそれなりのリスクを負うことになる。
「アサシン・クリード」の場合、開発リソースの大半を
ステージ・ビジュアルに投入したのは語らずとも見えるところで、
こちらの面が手薄になったのは、ある種当然といってもいいだろう。
昨今のゲーム開発費の高騰問題を思えば、
やむをえないかなあ、と思うところもある。
実をいえば、アサシン・クリードの、
「そのゲームの得意分野に開発力を大量に投資し、
その部分を最大に生かしたゲーム性を作る」
という設計は、ゲームデザインとして正しいと思う。
ゲーム内の最大のウリの部分に金と人をかけ、
それを魅せるつくりにし、それ以外はできる部分までで妥協する。
すべてをつくりこむのは、開発費の意味でも、
ゲームの焦点がブレる意味でも、あまりお勧めできない(*1)。
アサシンの場合、単調ではあるものの、
その一回一回のミッションは間違いなく一級の面白さなので、
妥協すべき点として、しかたないんではないかなあ、と思う次第だ。
その他、操作の複雑さや、ラストのステージ設計など、大小の難点はあるものの、
よい部分に目を向ければ、ホント圧倒的な出来であることは保障できる。
ぜひプレイしていただきたい逸品だ。
オススメ。相当に面白かった。
……ただ、やはり、最大のウリがグラフィック、ということで、
数年後にこのゲームのことをどれだけ覚えているか、というと、ちょっと自信がない。
また、上で書いた単調さは、続編の売り上げにかかわるのではないか、と不安に思っている。
続編では、さすがにグラフィック面ではそれほどの向上は望めないだろうし、
それ以外の面は、PR面で不足する。
私自身、2を買うか、といわれると、ちょっと悩む。
このゲームシステムのままでいくなら、ちょっとおなかいっぱいだ。
2は、かなり作るときに内容を変えていかなければならないのではないかな……。
(*1) よっぽどの大作で、社運をかけるレベルでなければ、やるべきではないと思う。
そういうゲームもいいけど、そればかりじゃね……。
● マリオが登場する最新作
http://www.inside-games.jp/news/255/25591.html
スマブラしか思いつかん(笑)。やりたいけど、
ジャンプフェスタには行く気しないし、スルーでいいか。
スマブラXのほうは、さすがにキャラの事前発表はもう打ち止めかな?
あとは隠しキャラか。さてさて、どれだけいるかな?