あんまり日記には書いてないが、ワタシはれっきとしたソードワールドファンであり、

既刊のソードワールド関連商品は9割以上購入しているヤツである。

最近プレイする機会がまったくないのがザンネンだが。


「ソードワールド2.0」はどーしたもんかと悩んでいるものの、

とりあえず旧作に関連するものは今後とも買う予定でいる今日このごろ。


そんなわけで、今月の新刊である。


新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz 4 (4) (富士見ドラゴンブック)/篠谷 志乃


ソードワールドのリプレイはすべて読破しており、

それぞれに思いいれもあるのだが、

個人的に、一番「キャラ作り」「演技」が前に出すぎていて

気にいらなかったのがこの「Waltz」シリーズ。


例えば、クレスポ(@ぺらぺらーず)やヒース(@ヘッポコーズ)の

「キャラ作り」は、フツーのひとたちがプレイする上で、

「マネ」できる範囲の「キャラ作り」だと思う。

いわば、「演じやすい典型」を逸脱しすぎない範囲で、

面白いキャラの関係を見せている。


でも、Waltz連中のそれは、

「どーやってもムリじゃ」の範囲に踏み込んでいて、

作為的な部分が目立ちすぎる。

フツーにプレイする上でまったく参考にできんのはどうかなー、

と思って読んでいたのだ。


だが、この巻は、素直に「どうなるんじゃ、これ」と思った。

ゲームの参考にならんのはいままでどおりなんだが、

展開が素直に面白い。


あるイベントから、仲間うちの人間関係が大きく揺れ動き、

それがひと段落するか、と思ったところで……

TRPGならではの「トラブル」によって、なげこまれた爆弾

このシリーズがこれまで作ってきた雰囲気からすれば、

とても安易には解決できない大トラブル。

さあ、どうするんだ? どうなるんだ?


未読の方への配慮ということで、詳しくはかかないが、

人間関係はかなり面白いことになった。

「リプレイ」という部分さえ気にしなければ、

かなり話が面白くなるタネが出来た状態。


この爆弾の処理の仕方次第で、このシリーズ、

全然違った評価になるだろう。

綺麗にまとめることもできるだろうし、

わりきってあっさりまとめることもできるだろう。


さあ、どーなる?