「ナムコミュージアムDS」で遊ぶ日々。


恥ずかしながら、実は、ワタシは初代「ドルアーガの塔」をほぼ未プレイで、

今回初めて遊びました。

ゲームの内容や概要はモチロン知っていたんですが……。

要するに、こういう認識だったんですよ。


「60F建てのダンジョンを攻略していくゲーム。

途中で宝箱をとってアイテムを集めていかないとクリア不能になるが、

宝箱の出し方が難解&推測不可能なものが多く、

ファミコン時代によくある、"攻略本がないとクリアできないゲーム"のひとつ」


これまでも、友人の家で何回かやらせてもらったことはあったんですが、

これ以上の印象を受けることはなかったので、

まあ、「クソゲー」だと思い込んでたんですよね。


なんでか、熱狂的なファンがいる。

でも、どーみてもそれだけのゲームには見えないなあ、と。

そんな風に思ってたんですよ。


で、今回はじめてマジメにやってみましてね。

「いやいや、これは違うぞ」、とようやく気がついたわけです。

確かに、上の説明は間違ってはいない。

でも、絶対にそれだけじゃない。


宝箱の理不尽さ以外に目を向ければ、

プレイヤーの意志どおりはっきり動かせるわかりやすい操作性があり、

敵にやられたとき、自分のしたミスがはっきりわかるシステムがあり、

当時の他のゲームにはない世界観と、それをにおわせるギミックがある。

総合してゲームをプレイしたときの感想は、

やっぱり上に書いたものがあるけど、それだけじゃない。

「ゲームとしての」面白さも、きっちりもっている。


で、思ったのは。


過去の作品って、

どーしても、悪いところやネタになる部分ばかりが

残りやすい、伝いやすい、っていうこと。


「スペランカー」だって、下り坂でジャンプしただけで死ぬとか、

エレベーターからおり損ねただけで死ぬとか、

そういう話ばかり残ってるけど、絶対にそれだけじゃない。


「カラテカ」だって、ゲーム的に無意味な「礼」があるとか、

「構え」てないと一撃で殺されるとか、

スタート地点から後退していくとゲーム開始直後に死ねるとか、

そういう部分ばかり伝わってるけど、けしてそれだけじゃない。



「いいところ」は伝えにくい。

でも、各々のゲームのいいところも、

しっかり伝えていかなきゃいかんよなあ、と思うわけです。ハイ。