★ あえて私欲に走る。




気がついたら、「大東京トイボックス」の二巻が出てましたよおっかさん。

アフィリエイトの方に画像がなかったので、

作者さまのサイトから転載可のポップを借りてきました。


買いなさい。あえて私欲に走るが、俺はこの話が最後まで読みたい。

なので、売れてくれないと困る。

アマゾンへのリンクも作っておく。

アフィリエイトIDを取得してないので、売れても俺に利益ははいらん(笑)


大東京トイボックス 2 (2) (バーズコミックス)/うめ


やはり熱いのはこの巻から初登場の電算花組とのやりとりか。


「オリジナリティの高いゲームシステムが、

使いふるされたゲームの萌えゲーの半分も売れてない現状」

「ユーザーが求めているのは、いかに効率よくキャラを消費できるか。

そのためには、斬新なゲームシステムはむしろ邪魔」


この二言は、もう、現場がリアルに頭を抱えていることだったりしますね。

よーするに、オイラのような「ゲーム好き」の現場が作ったシロモノは、

歓迎されなくなっているのが現状。

固定客をつかんでいるシリーズゲーム以外は、

ほとんど冒険が出来なくなってしまった。


DSの開発費の安さでなんとかごまかしている状態が「今」。

マンガで語られているのは、ホントにリアルな開発の「今」です。

萌えゲーも嫌いじゃないけどさ。これじゃ、ゲーム好きはどうすりゃいいのさ、っていう。


さて、この状況から、いったいどんな答えを出してくれるのか。

すげー気になります。



あえて、この状況に書き足すなら、


「ところが、海外ではゲームシステムに手を入れた方がよろこばれる」

「しかし、日本流のキャラデザでは、なかなか海外に受け入れられない」

「日本市場の縮小を考えれば、海外ウケはいずれは意識いなければならない」


と続き、かくして、日本人向けのキャラで、

ゲーム好きなやつらを満足させるシステムのゲームが、

どーがんばっても作れない状況が出来上がる、と。


ゲームデザインのセンスとか、腕の良し悪しとか言う前に、

突破しなきゃいけない課題がこれだけある。

もちろん、各社努力してなんとかしようとしてるわけですが。

ぜひぜひ、太陽には痛快な答えをひとつ出してほしいもんです。