VGChartzをみながら、いろいろと考える。
ゲームのハード/ソフトの販売本数について、
日本/アメリカ/その他にわけて集計しているサイトである。
きっかけは、まあ、「世界に通用するゲームとは」なんてことを
つらつら考えて調べはじめたことなんだが、
こういうデータは見ていて面白いので、ついつい見入ってしまった。
とにかくデータ量が多いので、見ているだけでいろいろ面白い発見がある。
データの収集経路がつかめなかったので、
どこまで正しいのかはともかく、面白い。
……とりあえず、WORLD→SOFTWAREあたりを見てみるのがいいだろう。
初代スーパーマリオの全世界売り上げ4000万本という規格外っぷりに驚き、
日本では30万本弱の「ダックハント」が
アメリカではなぜ2700万本も出ているのかといぶかしむことが出来るだろう。(*1)
比較してみると、FPSでも「その他」で人気のものと
アメリカで人気のものが結構違ったりして、興味深い。
ワールドワイドで見てみると、
意外なソフトが本数を稼いでいたりして驚かされることも多いだろう。
トータル1000万本を越えるソフトを除外すると、
いかに日本市場が他の2つと比べて特異的なのかもよくわかる(*2)。
RPGやFPS、RTSの極端な数字の違いはもはや笑いごとだ。
やー、この数字みたら、やっぱりわたしがゲイツでも、
日本市場は別枠視してスルーするわ。
「とれたらとる」けど、それ以外でビジネスになるようにして、
それから考えるのが正解だと思う。
一方で、上をみれば、「文化的な差」をものともせずに受け入れられている作品もあって、
別の結論をも導けそうなデータをもたらすんだけども。
まあ、見れば見るほど、
「世界で売る」のはいろいろ大変だなあ、と思うわけなんだけど。
……しかし、PS3キツイなあ……。この数字。
(*1) NES本体に同梱されていた分をカウントしているんだろうね。多分。
(*2) アジア系をいれるとまた話は違うんだろうけど。まあ、数字的には動かんか(笑)