大東京トイボックス(1)購入。
地元の本屋ではみつからず、結局新宿まで出て買ってきました。
際立って派手なシーンこそないものの、
ミョーにリアルで熱いですな。
続刊ともども、楽しみにしております。
まあ、あたしは携帯向けゲームとかはまったく作ったことがないので、
その辺はわかりませんが。

物語のクライマックスは一巻最終話のモモ復帰の前後なんだろうけど、

むしろ私が注目したいのはその2つ前。

「自分でちゃんと面白いと思って書いたんだな?」の質問に、

ちゃんと「No」と答えたこと。

(いや、答えるところ明示されてませんけどw)


これ、リアルだと難しいでしょうね~。


作中だと、太陽が鋭い目でみてるんで従えたかもしれないけど、

何気なく聞かれたら、そのままムキになっちゃうでしょうね。

特に、目の前に「合格」ぶらさげられた状態なら。

ここできっちり「No」を選べるなら、ホントたいしたもんだと思います。

んで、そこを見抜いた太陽も、上司としては悪くないもんだと思いますよ(笑)。

よく見てる。


企画は、クライアントの要望にしたがって作るもの。

でも、作り手の魂なり、思いなりがこもってなければ、何もならない。

クライアントと、ユーザーと、クリエイターと、

できればショップと市場、ぜんぶひっくるめて、背負うのが作り手。

自分の魂こめなきゃいかんのですよねえ。やっぱり。


そういう意味で、ニヤリとさせられた巻でした。

続刊も期待大!